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時がたつのは早いものです。

 

つい最近まで中学生だと思っていた生徒が続々と大学に合格しています。

時の流れは早いものです。

東京学芸大学に生徒が推薦合格しました。

仙台一高で10位以内の成績でしたが、将来教員になるのが夢で、学芸大学を選びました。

 

彼が中学生の頃、毎日毎日、怒り続けていました。

どの生徒よりも自主性が無く、どの生徒よりも自己主張が弱く、およそ仙台一高には学力が届いていませんでした。

 

塾にいる他の講師が、彼は必ず辞めてしまうだろうと思うぐらい、本当に怒り続けました。

それでも彼は塾を辞める事なく、見事、仙台一高に合格してくれました。

 

彼は、高校3年間も努力を怠ることなく、その結果が、東京学芸大学合格です。

怒られる人間の痛みを知る彼は、やがて怒る側の気持ちも理解し、素晴らしい教員になることでしょう。

合格おめでとう。

夢を持ち続け、必ず良い教員になって下さい。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2016年12月17日

 

麻布学院が守り続けていること。

 

麻布学院が今まで守り続けていることがあります。

新みやぎ模試や宮城ぜんけん模試などの問題を、受験日当日まで絶対に開封しないということです。

 

我々塾関係者であっても、人間です。

もし、問題を受験日より前に見てしまえば、その問題に近いことを教えてしまいたくなると思います。

ですから、麻布学院は模試を厳重に管理し、受験日当日まで絶対に開封しません。

 

模試というものは、保護者と塾を繋ぐ大切なツールです。

志望校を決定する上で、重要な資料です。

万に一つの不正もあってはいけません。

 

模試と学校の実力テストは、生徒の学力を把握するために絶対必要です。

麻布学院では、10種類以上に及ぶ模擬テストが受験可能です。

その中から、「新みやぎ模試」と「宮城ぜんけん模試」の2種類を選択した理由は、宮城県の公立高校受験問題に最も近いからです。

首都圏私立を受験する生徒については、違う模試を選択しています。

 

新みやぎ模試で好成績の生徒は、必ず実力テストでも同じ結果が出ています。

つまりは、宮城県で、生徒の学力を把握するのに適したツールの1つであるということです。

その大切なツールを、塾側の思惑で台無しにしてはなりません。

 

麻布学院は、絶対に模試を受験当日まで開封しません。

それが、保護者に対しても、生徒に対しても、そして同じ模試を受験する他塾の生徒に対しても、礼儀であると私は思います。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2016年12月16日

麻布学院の割引制度。

 

麻布学院の割引制度を今日は紹介いたします。

中学生の兄弟が塾生の場合、小学生は週何回(土日以外)来ても無料です。

中学生の兄弟が塾生で、下の兄弟も中学生で入塾する場合、下の兄弟の塾代は半額になります。

中学生の兄弟が塾生がいて、上の兄弟が高校生で入塾の場合、今年度から高校生の塾代は無料です。

 

そして、麻布学院最大の特徴が、高校入試公立受験で塾生が不合格になった場合、高校3年間、塾代は無料です。

公立高校受験に不合格の場合、塾側に大きな責任があります。

ですから、もし高校でも麻布学院を必要としてくれるならば、全て塾代は無料にしています。

当たり前に、自習のスペースも開放します。

 

塾は、塾代を頂いている以上、受験結果に大きな責任があります。

不合格となった場合は、その責任を果たせなかったという事です。

その責任の取り方を考えた上で出た結論が、塾代高校3年間無料です。

仙台市内の塾の中で、このような制度を実施している塾は、麻布学院だけだと思います。

麻布学院は、受験に覚悟を持って挑戦する生徒に寄り添い、塾も覚悟を持って生徒をお預かりしています。

 

麻布学院は、さらに来年度から、新たな割引制度の導入を検討しています。まだ概要が固まっていないので、まとまり次第、ホームページに掲載いたします。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2016年12月15日

麻布学院の物理的定員。

 

麻布学院は、全部で3教室あります。

2階に2教室、1階に1教室です。

定員が、最大で30名教室が2つ。20名教室が1つです。

 

麻布学院の場合、中学生は基本月曜~土曜日まで全学年授業がありますから、教室をフルに使用しなければなりません。

完全集団授業ではなく、学力に応じて1つの学年を2~3クラスに分け授業を行うので、物理的に定員80名よりも少ない人数しかお預かりできません。

1つの学年に20名が最大だと思います。

今年は、秋まで中2生が10人と少なく、その分、中3生に振り分けることができたので、中3生が28人でも対応できました。

現在、中2生が増えてきましたので、元々人数の多い中1生と中3生の人数を合わせれば、最大の人数に近い状態です。

 

今までも、中学生70名を超えてしまうと、物理的に入塾をお断りしてきました。

 

つまり、この地域において、麻布学院が対応できる人数は、わずか70名です。

現在、小学6年生が二桁の人数をすでに超えていること、この1年間で、他の地域から入塾が増えていることを考えると、来年は、早い段階で物理的定員に達してしまうと思います。

 

麻布学院は、毎日塾があるという仙台ではあまり例がない塾です。

今年から宣伝活動を始めて、他地域から生徒が来てくれるようになり、今までよりも入塾希望の方が増えています。

人数が増えたからといって、毎日授業を辞める事は致しません。

どんなに頑張っても、この地域で麻布学院が対応できる人数は、一番近い中学校の1/9の人数でしかありません。

週7回という特殊な環境を続けるかぎり、物理的にそれ以上無理なのです。

中学生70人という定員は、限界の数字です。

 

現在、定員に達するギリギリの段階です。

来年の4月になれば、少し余裕が出来ると思いますが、早い段階で入塾を希望される方がいれば、お早めに、ご連絡ください。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2016年12月14日

 

落ち込むこと

 

昨日、生徒から落ちこむような事を聞きました。

この地域から、大手塾が撤退するそうです。

その塾は、宮城県において素晴らしい実績を誇る塾です。

この地域の学力向上には必要不可欠な塾だと思っていました。

 

ですから、とても残念でなりません。

落ち込んでしまいました。

生徒もたくさんいたと思うし、定期テストでは上位の生徒もいたはずです。

この地域で、必要だと思う人たちが、たくさんいたはずなのに。

純粋な気持ちで残念です。

少し気持ちが落ち込んで、内容の無いブログで申し訳ありません。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2016年12月13日

 

ミホノブルボンではないです。

 

生徒から他の教育関連ブログに、麻布学院のことが書いてあったと聞いて、そのブログを見てみました。

本当に書いてあったのでびっくりです。

 

今まで、まともな宣伝活動をしてこなかったこともあり、麻布学院は知る人ぞ知るという塾でした。

今年、ブログを書き始めてからというもの、他塾の知り合いから、やんのやんの言われています。

私は本来、ブログをマメに更新するような性格ではないし、良い物は、宣伝などぜずとも広がると今まで公言してきたので、周囲の人間から、ブログについて、からかわれたりします。

 

そんな状況なので、一般的に知れれていない麻布学院について、他の誰かがブログで取り上げるというのは斬新な出来事です。

 

取り上げられた内容は、概ねその通りです。

また、ブログで書かれていた生徒については、毎日頑張っています。

責任を持って、麻布学院も成績向上に尽くします。

 

ただ、1点だけ間違いがあるので訂正させて頂きます。

麻布学院の生徒で、部活動をしていない生徒は、中学生全体で1名です。他の生徒は、毎日部活動に行ってます。

その1名も、深い事情があり、部活を退部しただけです。

 

昨年は、全国大会に2名(シニア野球、剣道)、東日本大会に1名(ラグビー)、県大会に1名と、部活やクラブチームで活躍した生徒がいました。

サッカーのトレセンに選ばれた生徒も複数名おりました。

部長も3名おりました。

今年は、東北大会に2名、県大会に4名、東日本大会に1名。

部長も3名おります。

生徒は部活動も頑張っています。

 

過去には、テニスダブルスで全国3位の生徒や、バスケットで県選抜、サッカーのアンダー16日本代表も在籍していました。

空手、剣道などで全国大会に進んだ生徒もいます。

今年、仙台二高に進学した生徒は、1年生ですでにベンチ入りを果たしています。

麻布学院の生徒は、部活でも活躍している生徒が多いんです。

生徒のほとんどが、部活が終わり次第、そのまま学校から塾に来て自習をしたり、授業に入ったりしています。

 

私は体育会系で育った人間です。

野球部、応援団、サッカー部と中、高、大学で所属していました。

ですから、部活をサボる生徒などには厳しく指導しますし、幽霊部員になるぐらいなら、顧問の先生や他の部員にも失礼なので、きっちりとした形で辞めることを進言します。

 

多分、そのような誤解が生じた原因は、いつも私が口にしている言葉が一人歩きしたのでしょう。

「専門バカにはなるな。」「幽霊部員になるぐらいならやめろ」という言葉です。

幽霊部員は、顧問の先生にも同級生にも、後輩にも先輩にも失礼です。そんな状態であるならば、きちんと処遇を決めるべきです。

 

部活で全国大会に出ようが、日本代表であろうが、県選抜であろうが、部長であろうが必ず受験は来ます。

部活の活躍のみで私立高校に入学した場合、将来が制限されることもあります。

ですから私は、必ず文武両道を求めます。

 

先述の、全国大会出場者、日本代表、県選抜の生徒全員、仙台一高か仙台二高に合格しています。

麻布学院の生徒は、精神面が強く、意思が固いので部活で活躍すればするほど進学先は上位校になる場合が多いです。

 

「幽霊部員は許さない」

「専門バカにはなるな」

それが体育会系で生きてきた私の心情です。

 

その他は、書いてある事、概ねその通りです。

確かに他と比べてスパルタですし、戸山厩舎のように先行逃げ切りのタイプを育てる塾です。最後まで塾に残る生徒の学力は、ある程度高いです。

体験1週間では、包み隠さず普段と変わらない授業を行うので、最初から怒られる生徒もいます。篩に掛けている訳ではないのですが、大抵の生徒がビックリしてしまうみたいです。

 

しかし、麻布学院に来たからといって、全員が大化けする訳ではありません。全ては塾の力ではなく、保護者の意思と生徒の努力です。

麻布学院は、その意思と努力をサポートしているにすぎません。

 

今回、他の教育者から見た、麻布学院について初めて知る事が出来ました。良い機会をありがとうございます。

 

 

最後に、ブログの発信者の方に向けたメッセージです。

せっかく麻布学院を厩舎で例えてもらったので、私も競走馬でお応えします。

私が好きな馬は、ミホノブルボンではありません。

マヤノトップガン、ヤエノムテキ、ダイユウサクです。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2016年12月12日

 

麻布学院という塾。

 

麻布学院という塾がどういう塾か。

偽りの無い表現で現せば「厳しい塾」です。

 

中3生の夏に入塾した定期テスト300点前後の生徒全員が、現在では模擬テストで、仙台三高、宮城一高などナンバースクールの合格判定が出ています。

中3生27人(私立専願の1名を除く)いる中で、25名がナンバースクールの合格判定を模試で出しています。

 

麻布学院がこだわり続けている、この宮城野という地域は、仙台市の中央(上杉や八幡、五橋など)や仙台市北(吉成、泉中央など)、仙台市南(長町や富沢など)と比較すると、進学意識があまり高くはない地域です。

小学生から受験教育を受けているような生徒は稀で、ほとんどが一般的な生徒です。

ほぼ全員が普通の子だと言っても過言ではありません。

仙台市の東部地域は、我々の中学時代からあまり変化がない、昔ながらの教育意識が強い地域です。

 

東部地域には、生徒数500人を超える少子化の中で、マンモス校と言っても過言ではない中学校が存在しています。

しかしながら、それらの中学校の合格実績を見れば、仙台一高や仙台二高に合格する人数が2校合算で、1桁~2桁前半です。

 

この地域に塾を構えて感じたことは、小学生の成績序列が、中学校でも同じであるという事でした。

つまり、小学校時代に優等生とされた生徒がそのまま上位をしめ、それ以外の生徒は仙台一高や仙台二高などの上位校を、全く考えていないということです。

 

しかしながら、小学校で学んだことと、中学校に入ってから学ぶことは、同じようでありながら全く違います。

国語、社会、理科、英語の4教科は、小学校の学習進度に関係なく、新たに始めから学習することになります。

繋がりがあるとすれば、上記4教科だと国語の漢字ぐらいでしょう。

小学校の学習が一番反映する数学にしても、計算の規則や分数、小数などを訓練し、中学入学前に理解できるようになれば、何の問題もありません。

麻布学院に在籍した生徒で、九九が出来ない生徒も複数いました。

その何人かは、仙台一高や仙台二高に合格しました。

 

ほとんどの生徒が、小学校の成績に関わらず、真面目に学習すれば中学校の成績は劇的に変わります。

入塾時に生徒の意識改善をはかるり、上位校を目指す意思を持たせ、入塾後にその意思を鍛え上げることで、ほとんどの生徒が合格に近い成績になるのです。

小学校や入塾時の成績に、とらわれる必要など全くありません。

強い意志さえ持つことが出来れば、誰もが変われるんです。

 

生徒の意思を鍛え上げ、強固なものへと導く段階で、麻布学院はとても厳しく生徒に指導します。

その段階における麻布学院の厳しさは、仙台市内屈指のものだと思います。

強い意思さえあれば、ほとんどの生徒が、ナンバースクール合格の学力に達すると信じているからです。

 

結果、評定3.9で仙台二高、評定3や3.3で仙台一高に合格する生徒を輩出し、模試で県内1位をとる生徒を毎年育てることが出来るのです。

模試の塾内平均点は、塾開設初年度以外、全ての模試において平均400点を超えています。

過去在籍した生徒の約45%が仙台一高と仙台二高に合格し、ナンバースクールで括れば約50%を超える生徒が合格を果たしています。

私立受験では初年度を除けば、生徒全体の約80%以上が各高校特進系(東北学院や首都圏私立を含む)に合格しています。

誇張ではなく現実の数字です。

 

私は大手塾にいた時、怒った事がほとんどありませんでした。

塾の看板だけで、ある程度生徒を集めることが出来ますし、怒るという行為はリスクも発生します。看板がある以上、自分の思いだけで突っ走ることは出来ません。

それと元来、私は冷静な性格で、企業では理論派と呼ばれていました。

大きな声を出すタイプではありません。

 

しかし、独立すれば、塾の看板は意味をなしません。

特徴が無ければ、生き残ることなど出来ません。

塾を開くにあたって考えたコンセプトが「仙台市内で一番厳しい塾」であり、「誰もが上位校を目指す学力に引き上げる塾」でした。

 

今の麻布学院が、仙台で一番厳しい塾であるかはわかりませんし、全ての生徒が上位校合格の学力がある訳ではありません。

 

しかし、塾開設以来、ずっとその信念だけは変えていません。

変えるつもりもありません。

これからも麻布学院は、仙台市内で一番厳しくとも、一生懸命な生徒たちの誰もが上位校を目指す学力に引き上げる塾でありたいと思っています。

 

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2016年12月11日

 

麻布学院、最大の疑問点。

 

麻布学院への入塾を検討される方が、必ず持つ疑問があります。

「毎日塾があって、本当に通えるのか?」

本当に、必ずと言って良いほど聞かれます。

 

答えは「大丈夫だと思います。」

 

何故なら、体験授業を受けた生徒の90%以上が入塾となり、その後、その後はきちんと通塾出来ています。

その中で、退塾する生徒は転校などを含めても、年間数人です。

この3年間で、退塾した生徒は、転勤を含めて9名(中学生)。

そのうち3名は復学しています。

復学生、私立専願が決定した生徒を除くと5名です。

 

3年間で5名という数字が、多いか少ないかは主観が入ります。このブログをお読みになった皆様がご判断下さい。

麻布学院は、この近隣で知らない人がいないぐらい、厳しい塾で有名です。成績に妥協はしませんし、学習量が足りない生徒は授業中に怒ります。

授業中は、私語も一切ありません。

「静かでびっくりする。」が転塾してきた生徒が必ず口にする感想です。

講師も、授業中に過度のコミュニケーションはとりません。

そんな塾ですが、3年間の退塾は5名です。

 

それと、現在、宮城野中だけではなく、東華中、上杉山中、沖野中、仙台二中、岩切中、附属中、東仙中、五橋中、五城中、ウルスラ中など遠方から入塾した生徒も多数在籍しますが、全員、きちんと毎日通えています。

退塾した5名はいずれも近隣中学の生徒でしたから、遠方から通っても、その通学時間に見合った成果があるのだと思います。

 

体験授業1週間受講した生徒の90%以上が入塾し退塾した生徒は、3年間で5名(中学生のみ)です。

 

麻布学院は、とても厳しい塾で、毎日授業があります。

しかしながら、近隣の生徒も遠方の生徒も等しく、ほとんどの生徒がきちんと通塾できています。

 

毎日塾があって、本当に通えるのか?

その疑問への答えは「大丈夫だと思います。」

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2016年12月10日

宮城ぜんけん模試11月号結果報告。

 

麻布学院は、模試の実施日を早く設定しても、模試業者への提出は遅くします。

何故なら、最終の締切に近ければ近いほど、全体の受験者が多い段階での順位が出るからです。

ですから今日、11月号の結果が返って来ました。

 

宮城ぜんけん模試、県内順位は、1位、3位、5位、10位と4人の県内10位以内を出すことが出来ました。

これで、中3生、宮城ぜんけん模試3回中3回とも、麻布学院の生徒が県内1位を獲得です。

新みやぎ模試11月号の1位も麻布学院の生徒でしたので、ダブルで1位を獲得したことになります。

 

合格ランクについては、ほとんどの生徒が、新みやぎ模試と宮城ぜんけん模試の両方でBランク以上となっていました。

その結果に気を許すことなく、受験に向かい最後のスパートをかけてもらいたいと思います。

 

新みやぎ模試Bランクで、宮城ぜんけん模試Cランクの生徒については、評定の面をカバーできるだけの点を獲得していない証拠なので、一層気合いをいれて勉強して欲しいと思います。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2016年12月9日

 

宮城県の受験制度について

 

今の受験制度について、どう思うかを塾業界の方々から質問されることがあります。

私の答えはいつも同じです。

「塾は文部科学省の管轄ではなく、宮城県教育委員会の出先機関でもないので、私がどう思おうと変更されることはありません。現行制度に対応するしかない。」

 

宮城県の受験制度は、全国的に見ても独自色が強いと思います。

まず、元来から使用されている相関表の存在です。

宮城県以外で、相関表を受験制度に組み込んでいるのは、愛知県や長野県がありますが、その中でも宮城県は評定が重要視される作りになっています。

 

前期、後期の2回に分けて受験を行うのも特徴的です。

全国的に、公立推薦入試を廃止する流れの中で、宮城県の前期受験は評定の高い生徒が有理に出来ています。

推薦入試と変わりがないと、誰もが考えていると思います。

 

後期受験に関しても、各高校が受験比率を明確化したことにより、評定の低い生徒は、それに左右されて受験校を変えるケースも増えていると思います。

何より、定時制高校と全日制高校の受験問題が統合されてから、この3年間、受検問題の平均点が高い状態になっています。

平均点が高くなればなり程、評定を受験の点数で逆転するのが難しくなります。

 

これら全ての項目を考えて、宮城県の受験制度は、評定が高い生徒に有利な制度だと私は考えます。

それは、塾関係者なら誰もが思う事でしょうし、誰にきいても同じ答えが返ってくることでしょう。

 

現行の受験制度についての不満の声は、制度が変更された当初からかなりありました。

私も不満はあります。

 

しかしながら、私が不満を持ったところで、その不満が受験制度に反映されることはありません。

今の受験制度の中で、どう対応するかを考えるしかないんです。

 

男女共学化、前期後期、学区統合、受験比率の設定と、この10年間怒涛の如く制度変更が相次ぎました。

その度に受験生も保護者も、学校の先生も、そして塾関係者も混乱してきたと思います。

 

でもその中で、塾関係者だけは、お金を頂いている立場です。

営業職が、商品を売る事が出来なけければ、給与に反映してしまうのと同じで、塾は合格実績を出せなければ淘汰されてしまいます。

ですから現行制度がどうであろうが、受験の平均点が高かろうが、塾は対応するしか選択肢が無いんです。

我々塾関係者は、教育評論家ではないので、制度改正を声高に叫んでも生き残れません。

 

特に個人塾は、生徒の人数が限られている分、対応加減が顕著に現れてしまいます。

ですから対応するしかないんです。

 

現在、合格実績を出してる塾は、大手塾個人塾関係なしに、受験制度への対応が上手くできている塾だと思います。

 

そろそろ、受験制度の見直しがある時期かもしれません。

その場合、混乱することが無いよう、麻布学院もしっかり対応しなければなりません。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2016年12月8日