麻布学院という塾。

 

麻布学院という塾がどういう塾か。

偽りの無い表現で現せば「厳しい塾」です。

 

中3生の夏に入塾した定期テスト300点前後の生徒全員が、現在では模擬テストで、仙台三高、宮城一高などナンバースクールの合格判定が出ています。

中3生27人(私立専願の1名を除く)いる中で、25名がナンバースクールの合格判定を模試で出しています。

 

麻布学院がこだわり続けている、この宮城野という地域は、仙台市の中央(上杉や八幡、五橋など)や仙台市北(吉成、泉中央など)、仙台市南(長町や富沢など)と比較すると、進学意識があまり高くはない地域です。

小学生から受験教育を受けているような生徒は稀で、ほとんどが一般的な生徒です。

ほぼ全員が普通の子だと言っても過言ではありません。

仙台市の東部地域は、我々の中学時代からあまり変化がない、昔ながらの教育意識が強い地域です。

 

東部地域には、生徒数500人を超える少子化の中で、マンモス校と言っても過言ではない中学校が存在しています。

しかしながら、それらの中学校の合格実績を見れば、仙台一高や仙台二高に合格する人数が2校合算で、1桁~2桁前半です。

 

この地域に塾を構えて感じたことは、小学生の成績序列が、中学校でも同じであるという事でした。

つまり、小学校時代に優等生とされた生徒がそのまま上位をしめ、それ以外の生徒は仙台一高や仙台二高などの上位校を、全く考えていないということです。

 

しかしながら、小学校で学んだことと、中学校に入ってから学ぶことは、同じようでありながら全く違います。

国語、社会、理科、英語の4教科は、小学校の学習進度に関係なく、新たに始めから学習することになります。

繋がりがあるとすれば、上記4教科だと国語の漢字ぐらいでしょう。

小学校の学習が一番反映する数学にしても、計算の規則や分数、小数などを訓練し、中学入学前に理解できるようになれば、何の問題もありません。

麻布学院に在籍した生徒で、九九が出来ない生徒も複数いました。

その何人かは、仙台一高や仙台二高に合格しました。

 

ほとんどの生徒が、小学校の成績に関わらず、真面目に学習すれば中学校の成績は劇的に変わります。

入塾時に生徒の意識改善をはかるり、上位校を目指す意思を持たせ、入塾後にその意思を鍛え上げることで、ほとんどの生徒が合格に近い成績になるのです。

小学校や入塾時の成績に、とらわれる必要など全くありません。

強い意志さえ持つことが出来れば、誰もが変われるんです。

 

生徒の意思を鍛え上げ、強固なものへと導く段階で、麻布学院はとても厳しく生徒に指導します。

その段階における麻布学院の厳しさは、仙台市内屈指のものだと思います。

強い意思さえあれば、ほとんどの生徒が、ナンバースクール合格の学力に達すると信じているからです。

 

結果、評定3.9で仙台二高、評定3や3.3で仙台一高に合格する生徒を輩出し、模試で県内1位をとる生徒を毎年育てることが出来るのです。

模試の塾内平均点は、塾開設初年度以外、全ての模試において平均400点を超えています。

過去在籍した生徒の約45%が仙台一高と仙台二高に合格し、ナンバースクールで括れば約50%を超える生徒が合格を果たしています。

私立受験では初年度を除けば、生徒全体の約80%以上が各高校特進系(東北学院や首都圏私立を含む)に合格しています。

誇張ではなく現実の数字です。

 

私は大手塾にいた時、怒った事がほとんどありませんでした。

塾の看板だけで、ある程度生徒を集めることが出来ますし、怒るという行為はリスクも発生します。看板がある以上、自分の思いだけで突っ走ることは出来ません。

それと元来、私は冷静な性格で、企業では理論派と呼ばれていました。

大きな声を出すタイプではありません。

 

しかし、独立すれば、塾の看板は意味をなしません。

特徴が無ければ、生き残ることなど出来ません。

塾を開くにあたって考えたコンセプトが「仙台市内で一番厳しい塾」であり、「誰もが上位校を目指す学力に引き上げる塾」でした。

 

今の麻布学院が、仙台で一番厳しい塾であるかはわかりませんし、全ての生徒が上位校合格の学力がある訳ではありません。

 

しかし、塾開設以来、ずっとその信念だけは変えていません。

変えるつもりもありません。

これからも麻布学院は、仙台市内で一番厳しくとも、一生懸命な生徒たちの誰もが上位校を目指す学力に引き上げる塾でありたいと思っています。

 

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2016年12月11日