中2生、新みやぎ模試結果。

 

昨日に続き、新みやぎ模試の結果報告です。

新中2生号の宮城県平均が304点と高かったため、偏差値70以上は中々獲れません。

県内20位以内でやっと偏差値70程度です。

 

(県内順位100位以内)

県内5位 487点 県内17位 481点 県内20位 480点

県内55位 467点  県内59位 466点 県内69位 464点

県内84位 461点

7名が県内100位に入りました。

この学年でも県内1位が獲得できませんでしたが、麻布学院がこだわるのは中3生模試での県内1位です。

麻布学院のような1教室の小さな塾で100位以内に7名という結果は、素晴らしいと思います。

生徒を褒めたいと思います。

特別選抜クラスの8名中7名が100位以内です。

残りの1名は、クラス落ちの危機感を持って次の模試に挑んでもらいたいと思います。

点数的には、特別編成クラスの生徒は全員450点をクリア。最低条件は満たしていると思います。

 

(偏差値)

70以上3名

68(仙台二高合格判定)以上 7名

66(仙台一高合格判定)以上 11名

63(仙台三高合格判定)以上 16名

62(宮城一高合格判定)以上 17名

60                  19名

59(仙台二華 向山 泉館山) 20名

ここまでがナンバースクールの合格判定が出ている生徒です。

57(泉高校普通合格判定)     2名

上の2名はナンバースクールを目指しているので、頑張りが必要です。この学年は、公立高校受験クラスを1クラス設定しています。

このままでは、ナンバークラスには在籍できなくなると思いますので、本人たちの奮起が必要です。

 

(公立高校受験クラス)

50(仙台高校合格判定)      1名

47(仙台西46宮城工業47仙台工業46) 3名

37(宮城農業食品37松島37)       3名

この学年から、麻布学院のイメージで、入塾すら検討して頂けないタイプの生徒で結成するクラスがやっと出来ました。

麻布学院は毎年、この層の生徒の合格率は高いんです。

昨年で言えば、合格率は100%です。

仙台工業主席2名など、模試100点未満の生徒達を鍛えて合格させてきました。

しかし、毎年2名程度しか、入塾してくれる生徒がいませんでした。

この学年のこのクラスは、麻布学院はナンバースクール志望以外の生徒は入塾してはいけないという評価を変えてくれるかもしれません。

期待しています。

 

以上が新みやぎ模試、新中2生号の結果報告です。

 

明日から麻布学院はGWのお休みに入ります。

普段、月末休以外はお休みがない塾ですので、生徒、講師ともにリフレッシュさせて頂きます。

緊急の連絡がある場合は電話で対応いたしますが、外出時、即時に対応できない場合も御座います。

その場合は折り返しご連絡いたしますのでご了承ください。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年4月28日

中3生、新みやぎ模試結果。

 

今年の中3生には、相当の覚悟を持って望まないと大変なことになりそうだとは思っていました。

今回の新みやぎ模試で、それを身に染みて感じました。

(新みやぎ模試 新中3生号)

県内100位以内

県内4位 486点 県内18位 464点 県内40位 453点

県内85位 438点

以上4名にみです。

昨年の中3生が9月から守り続けていた、県内1位をむざむざと他塾に明け渡した形です。

100位以内に4名のみという結果は、麻布学院の歴史において、開校初年度に次ぐワースト記録となります。

 

(偏差値)

70以上 5名

68以上 8名(仙台二高の合格判定Bランク)

66以上10名 (仙台一高の合格判定Bランク)

 

63以上13名 (仙台三高の合格判定Bランク)

60以上15名 (宮城一高普通62 理数61)

59以上17名 (仙台二華の合格判定B 仙台高専58)

ナンバースクールの判定が出ている生徒の数が17名。

 

残りの5名は以下の成績

57 (泉高校57 仙台高専情報57)

56 (三桜54 宮城野普通54)

47(宮城工業機械47 )

46(仙台西46)

38(宮城農業37)

 

仙台一高の合格判定Bの基準である偏差値66に達した生徒もわずか10名に留まり、450点を超えた生徒の数も3名。

 

偏差値50以下の3名は、宮城広瀬や宮城農業を目指して入塾した生徒達ですので、この3名は生徒なりに出来る事はやったと思います。

しかし、それ以外の生徒達は、仙台二高、仙台一高、仙台三高、宮城一高、仙台二華、仙台高専が志望校の生徒達です。

特に仙台一高と仙台二高を目指すのであれば、常に県内100位以内で尚且つ450点を超える点数が必要です。

模試の平均点が今回は261点と低いとはいえ、430点を少し超えるだけで偏差値70の模試で、70超えが5名という体たらくは、塾として恥じる成績です。

 

今までの麻布学院の生徒達は、塾の平均点や模試で県内1位を獲得する事を誇りにしてきました。

県内1位を他塾に明け渡せば、悔しさをあらわにし、次の模試では自分が必ずという気概を見せる生徒達が何人もいました。

今年の中3生は、その役割を2名の生徒に押し付け、全くわれ関せずで、席順1列目の生徒でさえも気迫や闘志が全く見られません。

正直、怒る気にもならないというのが私の心境です。

 

先の見えないままで怒ればそれは、ただの怒りの感情です。

ただ怒鳴り散らすのでは、こちらも疲れます。

中1生や中2生に受験問題のスピード勝負で惨敗し、模試では塾開校以来ワースト2位の平均点。

県内1位は他塾に明け渡し、上位クラスにいる生徒が400点を切っていても授業が終わればヘラヘラと笑いながら談笑をして空気を緩める。

これが麻布学院の姿かと思えば、唇をかみしめて視線を背けたくなりました。

 

改革をさらに一段進める時が来ました。

麻布学院の創設期を思い出し、1ヶ月の間にこの空気を一変します。

怒ることもなく粛々と進めます。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年4月27日

GW休みのお知らせ。

 

今日届く予定だった荷物が来ません。

本日は、その荷物についてブログを書く予定だったのですが、まだ来ていませんので、書く内容が無くなってしまいました。

荷物は明日になるのかもしれません。

今日中に荷物が届きましたらば、再度ブログを更新します。

 

 

GWのお休みについて告知です。

麻布学院では、4月29日(土)~5月5日(金)までGWのお休みをいただきます。

緊急の場合は、電話で対応いたします。

よろしくお願いいたします。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年4月26日

座席が・・・

 

19:30~の時間帯。

ついに座席が全部埋まってしまいました。

保護者面談用の大きい机があるのですが、そのスペースも無くさないといけない雰囲気です。

高校生の自習スペースも、今のままだと難しくなるので、19:30までか、21:00からにしてもらわないと無理になるかもしれません。

今年は、新中1生が一気に増え、T模試の上位が在籍していたり、今の段階で中3生模試を余裕で解いてしまう生徒も何人かいたりするので、クラスを細かく分けないと対応できない生徒が出てしまいます。

スペースを確保しないといけません。

少し、自習に積極的な生徒達を鍛えすぎて、自習に来る生徒と来ない生徒の差が激しくなってしまいました。

 

一番平均的なのは、中3生ですが、そろそろ仙台一高と仙台二高、仙台三高を受験する生徒と、宮城一高、二華高校、向山、館山、南を受験する生徒、そしてその他公立高校を目的としたクラスに分けないといけません。

今は、上位校クラスと公立高校クラスの2つにしか分けていないので。

中2生については、すでにクラス分けが完成しています。

 

各クラスのスペースを考えれば、そろそろ生徒募集を小学生以外、1人2人に留めるべきかもしれません。

仙台一高と仙台二高の合格者を最低40%は今までのように出さなければならないので、細かいクラス分けが必要な時期です。

昨年がちょうど40%。

今年は、29.6%。

仙台一高と仙台二高に合格する生徒の割合を大き落としてしまいました。

今年はナンバースクール合格者も全体の40.7%に留まり、麻布学院としては、保護者に顔向けが出来ない結果となりました。

 

今年の中3生は、昨年の夏過ぎまで、わずか塾生10名の学年でしたので、中2の秋以降に入塾したが過半数です。

ですから半年間、クラス分けを伸ばして来ましたが、そろそろ限界だと思います。

休み明けにクラス分けのテストを行い、受験体制に入りたいと思います。

 

そんな事情ですので、中3生はGW明けで募集を終わります。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年4月25日

定期テストに向けて。

 

今年の中1生には、麻布学院過去13年間の歴史の中でも有数の能力を持った生徒が何人かいます。

中2生にも高いレベルの伸びを見せている生徒が数名いますので、お互いを刺激に、さらなる高みを目指して欲しいと思います。

中1生は、塾の近隣にあたる中学校に万遍なく麻布学院の生徒がいますので、全ての学校で学年1位を獲得したいと思っています。

そのレベルにある生徒が中1生から入塾してくれたことに感謝します。

 

中1生の在籍中学校は、宮城野中、東華中、五城中、東仙台中、上杉山中、五橋中、幸町中です。

ちなみに中3生は、一番塾生の多い、宮城野中の1位と2位を獲得した生徒がもちろんいますし、生徒数が1名の東華中でも2位を獲得しています。

中2生は、宮城野中の1位はまだ獲得していませんが、2位は複数名だしております。

五城中は、生徒数2名ですが2位と4位です。

 

麻布学院は、模試を重視する塾ですが、学校の定期テストでもきちんと上位の生徒を出しています。

中3生の実力テストでは、毎年、無類の強さを発揮します。

 

今年の中1生には、最初の定期テストで450点以上を獲得するプロジェクトを行っています。

この試みは初です。

5教科全てにおいて、試験範囲はすでに学習済みか、もうすぐ終わる状態まで来ています。

それに加えて、中2範囲も中3範囲も、自習時間であれば自由に質問を受け付けて、解き方を教えています。

定期テストの範囲を完璧に学習させ、個々に興味がある教科については、自由に学ばせる。

今年の中1生は、そのように育てています。

 

生徒達が、最初の定期テストで、大活躍してくれるのが今から楽しみです。

塾としても完璧に仕上げるつもりです。

今から気合いが入っています。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年4月24日

GWの日程について。

 

麻布学院は、全く生徒に休日が無いイメージがありますが、年に3回の長期のお休みがあります。

夏期と年末、そしてGWのお休みです。

今年は、4月29日~4月5日までの7日間、塾はお休みになります。

 

GW休暇を麻布学院が導入したのは、ここ数年です。

昔は、夏期も年末もお休みはありませんでした。

しかし、麻布学院の場合、土日祝日にも授業がありますので、生徒と保護者が旅行などに行く機会が無いという声あったので、最初は年末、次に夏期、そしてGWと長期のお休みを設定しました。

休む時は休む。

メリハリも大切だと思うので、導入して良かったと思っています。

この休みで、心身ともにリフレッシュして、休み明けから全開で勉強に取り組んでもらいたいと思います。

 

尚、4月29日(土)~5月5日(金)まで、麻布学院は完全休業になります。

塾はお休みですが、緊急時は電話で対応します。

 

よろしくお願い致します。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年4月23日

 

問い合わせ。

 

本日も問い合わせが3件ありました。

中3生2件と中2生1件。

中3生は、あと3人が限界の状態で、2名が体験で来ていますので実質1名の枠しかありません。

中2生は1人ぐらいなら対応可能かもしれませんが、現実は座席の余裕がありません。

 

他塾と違い、麻布学院では、生徒の半数以上が授業前から自習に来て勉強をし、月曜~日曜まで毎日授業がある塾です。

平日の19:30には、中学生全体が授業をしています。

土曜日と日曜日は、18:00から全体の授業があります。

 

中3生の部活終了からは、随時、16:30~21:00まで中3生が毎日塾で授業をしています。

教室数は3教室。

普通の塾形態なら(週3回や週2回)広いスペースだと思いますが、毎日、中学生の全学年が授業をするとなるれば、座席数に限りがあります。

高校生が自習で利用するスペースも確保しなければなりません。

 

麻布学院は、1度引き受けた生徒を、成績の有無で退塾させる事はありません。

やる気が無かったとして、それは出させる事が出来ない麻布学院の責任ですので、生徒や保護者に退塾を迫る事はありません。

どんなにやる気が無いといっても、毎日塾をサボらず来るだけでも、1日90分は学習していることになるので、麻布学院の生徒でなければ、決してやる気が無いレベルでは無いと思います。

1日90分学習を毎日している生徒がどれだけいるか。

それだけでも、一般的には勉強をしている部類に入ると思います。

 

そもそも、一度引き受けた生徒を、問い合わせがあるからといって、入れ替えのように辞めさせていたとすれば、信義にも劣ることになります。

こんな小さな塾ですが、信念を持って経営しています。

 

成績が芳しくないから辞めさせる。やる気が無いから辞めさせる。生徒の席が足りなくなるから高校生の自習スペースを無くす。

そんな事は一切思いません。

 

個人塾は、宣伝にも限りがあり、来年どうなるかもわからない不安があるはずです。

麻布学院は13年間、おかげさまで経営を続けてこれました。

しかし、やはり新年度は、毎年、生徒が集まるか不安になるものです。

そんな時に、問い合わせが来た瞬間や、生徒が紹介してくれた瞬間は、とても嬉しいものです。

 

いくら現在、定員ギリギリで、問い合わせがたくさんあったとしても、今現在通っている生徒を辞めさせてまで成績が良い生徒を確保しようとは思いません。

ですから、人数が多い年は、定員が来ればそこで生徒募集は終わりです。

 

現在、中3生と中2生は、ほとんど定員です。

確保できて両学年、合わせて2席というところが限界です。

中1生に5人の枠があります。

座席に限界がある個人塾ですので、お断りしなければいけない場面もあると思いますがお許しください。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年4月22日

 

昨日も勝負の日。

 

昨日も全学年合同で数学受験問題勝負の日でした。

もちろん、問題は連立方程式、一次関数、図形の3単元から。

もう過程を終了している中3生に圧倒的有利。

 

人数も中3生が19人、中2生が5人、中1生が5人。

何をとっても中3生が有利な状況でした。

 

中3生には、体験授業に来た、新規の生徒さんが2名いたので、麻布学院の厳しさを知ってもらうのは絶好の機会。

参加させてみました。

スピード勝負で、順位を競います。

スピードを考えても、中3生が有利なのは当然。

 

(結果)

1位 中2生

2位 中2生

3位 中3生

4位 中3生

5位 中2生

6位 中3生

7位 中3生

8位 中1生

9位 中2生

10位 中1生

 

10位までに中2生と中1生が6人。

1位と2位は、中2生となりました。

 

中3生どころか、10位以内に入れなかった中2生や8位になった中1生も泣いてしまいました。

中2生や中1生にとって、負けるのは当たり前。

特に中1生は、つい最近まで小学生。

訓練されている中3生に勝とうとするのが無謀です。

しかし、結果は2名も10位以内に入りました。

 

中3生の不甲斐なさには、本当に情けなくなります。

中2生や中1生に負けた事ではなく、狩る者と狩られる者が逆転したように、開始前から表情が負けていたことが情けない。

 

前回に続き、2回連続で下級生チームに泣かされたことになります。

体験授業に来ていた生徒さんの1人は、学校の定期テストでトップ争いをしている生徒さんで、初授業で麻布学院の洗礼を受けて、大泣きしていました。

麻布学院の中3生には、もちろん各学校の1位や2位が在籍しています。

その生徒達が、下級生に圧倒的な力で負ける。

それは本当に屈辱的なこと。

 

しかし、人間は大きな負けを体験しない限り、成長はしません。

負けたことがあるという事実は大きな財産です。

その後どう行動するかで、仙台一高や仙台二高などのトップ校に挑める人間になれるかなれないかが決まります。

 

しかし、負け続けることは財産でもなんでもありません。

それは気持ちの問題や努力の問題です。

どちらとも充実していれば、学校の1位2位が下級生に負けるはずなどありません。

心が簡単に折れるようならば、トップ校の受験は諦めた方が無難です。

 

大学受験では、浪人も沢山います。学年の差などは言い訳になりません。その世界では、浪人が有利と言われています。

その有利と言われている浪人組でさえ、後がないプレッシャーの中、現役組と受験で戦っています。

 

いちいち、下級生に心を折られていたら、この先の高校受験、ナンバースクールでの争い、大学受験に勝てるはずはありません。

麻布学院は、高校受験の先にある、選ばれた者が集まる場所での戦いや首都圏や浪人との戦いを視野に入れて日々指導しています。

上の者は圧倒的な力で下の者の野望を打ち砕く。

下の者が上の者を努力と能力で圧倒する。

そんな光景が麻布学院の日常です。

 

昨日体験で来てくれた生徒さんは、今日も来るそうです。

流石、学校で王者争いをしている人間だと思います。

もしかすると新みやぎ模試の将来県内1位を獲得する生徒になるかもしれません。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年4月21日

基準は厳しい。受験はもっと厳しい。

 

模試の点数が400点だったとしましょう。

この点数自体に成績が良いも悪いもありません。

仙台二高、仙台一高、仙台三高を志望校とする生徒であれば、全く良い点数ではありません。

450点以上であれば、中々に良い点数。

460点以上であれば、良い点数です。

 

宮城一高や二華高校を志望校とする生徒の400点は、やはり良い点数ではありません。

もう少しの点数です。

430点であれば、まずまずな点数。

440点以上ならば良い点数です。

 

仙台南や向山、館山、宮城野、仙台高専を志望校とする生徒の400点は、あと一押しな点数。

420点以上であれば、良い点数です。

 

仙台東や三桜、多賀城を志望校とする生徒の400点は、素晴らしい点数です。

志望校を上げるべき位置にいるということです。

 

模試の点数に良いも悪いもありません。

志望校によってその点数は、全く別の意味を持ちます。

 

模試で400点を基準に考える人がいますが、それは塾全体で考えた時の基準なら良いと思います。

しかしながら、生徒個人の400点には、その生徒の志望校によって全く違う基準になるのです。

 

この点数は、麻布学院の13年間で合格した生徒の点数を元に、基準を決めています。

模試の平均点がどうあれ、合格した生徒達は必ず上の基準にほとんどの生徒が達していました。

その点数に達しないBランクやAランク、Sランクに全く意味はありません。

ナンバースクールを目指すということは、それだけ厳しいということです。

 

合格したとしても、基準に達していない生徒が、仙台二高や仙台一高で中位以上にはなれないと思います。

ナンバースクールを志望校とするなら、自分に厳しくなければなりません。

430点でBランク、Aランクだったとしても、その点数や評価は喜ぶべきものではなく、自分の努力を疑うべきものです。

 

麻布学院は、厳しい事で有名な塾です。

志望校に対して、基準に達しない生徒の努力はとことん疑います。

もし、最大の努力をして基準に達しないとすれば、志望校を変更すべきです。

 

麻布学院は基準に達しない努力は通用しません。

受験は、麻布学院の厳しさよりもずっと厳しく残酷なものです。

麻布学院が努力したと認めた生徒達も、過去、容赦なく撥ね付けられました。

受験というものは、厳しく残酷です。

どんなに厳しく指導しても、受験の厳しさには到底達しません。

 

努力に努力を重ねた生徒達が、残酷に撥ね付けられる。

それが受験。

その確率は、上位校になればなる程に高くなります。

 

模試の点数に良いも悪いもありません。

志望校の基準に達しているかいないかで評価は変わるものです。

 

私が生きてきた中で、受験ほど厳しく残酷な物は見た事がありません。

この仕事に携わってから、本当にそう思います。

 

自分に厳しい人間以外、この試練には勝てないと思うべきです。

少なくとも私は、人生の13年間を麻布学院とその生徒達と共に凄し、受験と戦って来ましたが、勝てた事が1度もありません。

自分に甘い部分がある証拠です。

毎年、そう思い知らされて来ました。

 

今年こそは、今年こそはと毎年毎年、挑んでは撥ね付けられ、挑んでは撥ね付けられの繰り返しです。

この厳しさを生徒にも伝えなければなりません。

 

受験とは、いつか生徒の前に現れる恐ろしい魔物です。

その正体を知っているなら、恐ろしさを伝えるのが私の仕事だと思っています。

 

受験の平均点について。

 

今年の後期選抜の平均点が発表となりました。

平均点が283.7点。

予想よりも、低い点数です。

一見、そんなものかと思いがちですが、この点数には、今までと全く違う事情が隠れています。

昨年度の平均点は283.0点でした。

0.7点上がっただけと思われるでしょう。

しかし、受験の結果を知る者であれば、不可思議な疑問が浮かび上がります。

それは、例年、410点台で評定平均4.6ぐらいの生徒が合格していた仙台一高が、今年は420点台でも不合格の生徒が多数いたことです。

今年は、倍率も落ち着いていましたし、例年410点台で合格していたのは、麻布学院の過去の合格者の受験点数で明らかです。

受験の平均点が300点を上回った年でさえ、410点台の生徒が合格しています。

その年に不合格となった生徒は、400点台の点数でした。

 

それが今年は、420点台で不合格者が出ていて、410点台の場合、合格者は仙台一高では皆無でした。

仙台二高も、昨年は、評定3.9の生徒が440点台、評定合計点160点の生徒が420点台で合格しています。

しかし今年は、評定170点台で受験の点数が440点弱の生徒が不合格となっています。

仙台一高と仙台二高を受験した麻布学院の生徒は、合格者と不合格になった生徒の全てが418点~450点台の点数に固まりました。

昨年であれば、全員合格であった点数で、不合格が出てしまったことを鑑みれば、受験の平均点とは全く違う何かがあったという事です。

宮城一高に合格した生徒達の平均点も430点を超えています。

例年、仙台一高は採点基準が厳しく、他の学校と比較すると、受験の点数が低くなるのが通常です。

ですから、宮城一高を受験した生徒の点数が仙台一高を受験した生徒達よりも高くなる場合は多々あります。

しかし、どの年においても、仙台一高で410点台後半の生徒が不合格となったケースはこの数年ありませんでした。

一番不可思議なことは、受験の獲得点数430点弱の生徒が二華高校に不合格となったことです。

比率6:4で計算すると、点数と評定が圧縮されて約310点がこの生徒の得点となるのです。

確かに評定は低いのですが、この生徒が不合格となったということは、評定175の生徒がこの点数を上回るには評定を4割に圧縮して70点、受験の点数が400点で6割のに圧縮すれば240点。

合計点数がちょうど310点で並びます。

つまり、今回の二華高校の受験の場合、合格ラインが評定175で受験点数が400点の生徒であっても、不合格者が出ている可能性が高いということです。

不合格とならずとも、麻布学院で430点弱を受験でとった生徒が不合格となっているので、それと同じラインの、評定175、点数400の生徒は相関表でいう、第二段階の2割部分に入っているということです。

つまりは、ギリギリで合格しているということ。

倍率が今年は高かったといえ、現在の二華高校の合格ギリギリの点数が、県平均283.7点の受験問題で400点になるとは考えにくいのです。

結論は2つ。

1つは、数学以外の4教科が上位校受験者にとって、難しい問題が少なく、上位校受験者の平均点は高いという予想です。

数学も、訓練された生徒にとって、75点から85点まではとれる内容でしたから、4教科87点平均で数学が75点だと仮定して、423点。

440点弱で二高不合格になった生徒や、420点台で仙台一高を不合格になった生徒がいることを考えれば、この423点では上位2校に合格するのが難しかったということになります。

少なくとも相関表の第二段階に入ってしまったということです。

例年よりも、上位層にとって簡単であったと結論が出てしまいます

 

ですから1つの結論は、上位層にとって差はつかないが、中堅高校を受験した生徒にとっては差が開くような内容だったのだと思います。

最近、新みやぎ模試は簡単だとよく言われますが、麻布学院の生徒の点数が高い時も、県内平均は270~280ぐらいだったりします。

新みやぎ模試の内部資料を見れば、仙台二高や仙台一高を第一志望にしている生徒の平均点は高いが、その他の学校を第一志望にしている生徒の平均点は低いということが見て取れます。

今年の受験は、まさにそれだったのではないでしょうか。

 

もう1つの要因は、宮城県内で地域の学力差が大きく開いているということでしょう。

近年、二華中や青陵中の影響で、小学生から進学系の塾に通う児童が増加傾向です。

しかしそれは、仙台市内の児童が圧倒的多数です。

結果として二華中や青陵中に不合格となったとしても、小学生から受験教育を受けた児童とそうでない児童の学力差は大きなものだと思います。

このような事情も1つの要因となり、仙台市内の中学生と、それ以外の地域の中学生の学力差が、年々大きくなっているということが容易に想像できます。

 

以上のような2つの要因から、上位校受験者にとって、極端に簡単であった受験問題の県内平均点が大きく上がらなかった要因だと思います。

 

これらのことを考えれば、宮城県が導入していた、A問題とB問題のような、受験校によって難易度が違う入試制度を復活させるようなことがないと、見た目の県内平均点と難易度が違う状態は続くと思います。

 

以上が私が考察する宮城県後期選抜の平均点についてです。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年4月19日