麻布学院としてではなく今日は塾長個人としてのブログになります。
麻布学院は、それがどこの高校であろうと、自分の塾の生徒が進学した高校をブログに悪く書いたりはしません。
それは人間として当たり前のことです。
生徒と保護者が苦労をし、必死になって合格した高校を、私が悪く言ったりブログに書いていたりすれば、後でそれを知った生徒や保護者はどう思うのでしょう。
気分が良い話ではないと思います。
それに、麻布学院に来る生徒は毎年多くて25人。
たかだか25人しかいない塾の塾長が、仙台全体を知っているが如く、自分の塾の卒業生が上手く行かなかったからといってそれが全てなように語るのはおこがましいと思います。
良い事例は書くべきです。
例えば、麻布学院から唯一「東北高校文教」に進学した生徒も、中学時代に麻布学院で頑張ったつわものです。
麻布学院で点数がとれない生徒がやっていくには根性が必要。
それが出来た生徒です。
大学は「法政大学」に進学しました。
仙台二華に進学した生徒で、東北大学工学部に進学した生徒もいます。
今年も仙台育英の東大選抜に進学した生徒が地域では1位の国立大学に進学しました。
そのような良い事例を書くならまだしも、駄目になった生徒のことをあたかも全員がそうなるが如く語るのは愚かなことです。
麻布学院も100%の生徒を上手く指導できる訳ではありません。
辞めてしまった生徒や保護者様には不満があった方も必ずいるはずです。その原因のほとんどが私の言葉足らずであったり、成績を上げることが出来なかったことだと思います。
その度に反省もしますし、自分が嫌になります。
高校に進学した先で悪い事例が知らないだけであるかも知れません。
ですがもしそうなったとすれば、中学時代に授業料を頂いておきながら、勉強する姿勢を身につけさせることが出来なかった私にも責任の一端はあるので、申し訳ない気持ちになると思います。
個人塾の塾長如きが生徒の将来を全てコピーのように同じ道に誘導するのもおかしなことです。
遠い高校に行って電車で毎日1時間半揺られ、朝夕と大変なのは生徒であり、保護者もその時間に合わせて起きなければなりません。
例えその道が正しいとしても、生徒全員、保護者全員が納得するはずいもなく、その苦労もわかりません。
仙台高専には毎年のように、麻布学院の生徒が合格していますが、全員数学が好きで、グラフィックの道に進みたいとか技術職に進みたいという夢がある生徒です。
仙台高専は退学率が高い高校です。
専門分野が多いので、対応する塾も少ない高校です。
麻布学院の生徒がそうなるとはあまり思えませんが、生徒全員にその道をすすめようとは思いません。
全くナンセンスな話です。
麻布学院の卒業生が通う高校はいくつもあります。
卒業生には誇りを持っています。
その進学先を悪し様に言われれば気分の良い話ではありません。
それは全ての塾が思うことであり、全ての講師が思う感情だと思います。
麻布学院などよりも多くの生徒を持つ塾は沢山あり、様々な卒業生がいると思います。
合格までの道のりや、そこに合格できずに涙をのんだ生徒の姿を知っている我々からすれば
「はいそうですね。」ではすまされない事もあります。
何度か同じようなことをお書きになっている方ですが、全塾が、そして全ての講師が気分を害していると思います。
なによりそこの高校に通う生徒たちからしてみれば、目にするのも嫌な内容だと思います。
私は影でこそこそと批判するのは大嫌いです。
ですから堂々とブログに書かせて頂きますが、卒業した生徒の進学先を悪し様に書かれれば気分が悪い。
我々個人事業主が語れる卒業生の数など限られており、その卒業生の悪い事例をもってその高校を断罪するなどおこがましい行為です。
私は麻布学院の塾長の1人として、1人の塾講師として看過できません。
麻布学院の合格実績を見てもらえばわかるように、過去6名の仙台高専合格者を出しています。
この2年間で言えば連続です。
数学が得意で尚且つ宮城県の公立高校受験の評定換算では低い点数しか出ない生徒で将来工業系に進みたい生徒には薦めています。
しかし、麻布学院の場合は仙台高専志望で入塾した生徒たちが仙台一高や仙台二高に合格できる点数まで上がってしまうので、二高や一高に進学しています。
今年、受験で471点をたたき出した生徒も志望校は仙台高専でした。
しかし、新みやぎ模試で県内1位を獲得し目標は仙台二高に。
大学は東北大学の工学部を希望するようになりました。
彼の兄も同じで、高専志望から二高になり、合格し二高で10番台。
東京工業大学を目指しています。
昨年、一昨年と仙台高専に合格した生徒たちは、きちんと仙台一高や仙台二高の合格判定を出した上で仙台高専を受験しています。
麻布学院の場合、高専受験者は受験前、別メニューで個別対応します。
推薦の場合は流石に専門分野の授業は出来ませんが、工学部の先生たちが質問にきちんと答えています。
そもそも、お金に拘っていれば麻布学院のような塾は出来ません。
月に換算すれば、1日270分×28日=7560分=126時間
学費は30.000+消費税2400+教室維持費1575円のみです。
合計33.975円
一日あたり1213円 90分あたり404円
18:00からの授業では、24人の生徒に講師を4人つけて授業中です。
1クラスは最近入塾した中3生に1対1で授業をしています。
その生徒を教えている講師は仙台一高で常に10位以内。
中学時代は模試で県内1位を獲得。
今年、東北大学の工学部に進学した元生徒です。
麻布学院の成績の上げ方を知り尽くしている生徒ですから1対1で急速に成績を上げたいのでお願いしました。
404円で講師1人分の料金になるはずがありません。
高専受験の場合も、過去14年間、受験者がいる場合これと同じような対応をして受験日まで2ヶ月間授業をしてきました。
過去9人受験し合格は6人。
66.6%の合格率です。
高くはありませんが、特別低い数字ではありません。
麻布学院の授業料とその方の授業料をを比較した場合。
麻布学院の授業時間で換算すれば315.000円。
家庭教師の場合、これ程の授業料が違うのですから1対1で生徒に合わせるのが当たり前です。
塾はその生徒だけのものではありません。
ですから100%その生徒の受験に合わせる塾は存在しません。
今日もある方のブログに事実ではないことをさも事実のように書かれていましたので否定しておきます。
90分404円で授業をしていて、90分3750円で授業をしている方に金にならないから高専を薦めないと言われる筋合いがありません。
申し訳ありませんが私は、高専受験を否定したこともありませんので麻布学院の事ではないと思うのですが。
高専の場合、公立受験も出来るというチャレンジ受験をする生徒もいます。どこの塾にもいると思います。
そういった生徒を含んで66.6%の合格率で高専受験を知らないと言われる筋合いもありません。
あくまで麻布学院の高専は仙台高専合格者です。
他県の高専ではありません。
私が昨日、その方のブログに反論したのは、宮城一高・仙台二華・仙台三高・仙台一高・向山・南・館山・宮城野に進学した女子は中身がなく、ナスに爪楊枝を刺したお供えのようで鈴虫の餌だと例えていたからです。
それはあまりにも女子を侮辱した表現で看過できません。
その高校に行きたくても行けなかった生徒の涙を忘れることも出来ません。
散々、怒られながらも最後まで塾に残り合格した生徒たちの努力も忘れることが出来ません。
ナスに爪楊枝を刺したお供え物のようで鈴虫の餌。
生徒に努力を強いる私が、宮城一高に進学した生徒からこの話を聞いて黙っていたら私は最低の人間です。
間違いを間違いだと反論しただけで、高専否定など全くしておりません。
高専受験を否定したこともなく、高専受験で66.6%合格させており知らないと言われる筋合いもなく、料金を比較してもお金にならないからと言われる筋合いもありません。
ちなみに私の従兄弟は、神奈川方式の時代に「湘南高校」を蹴って「沼津高専」に入った人間です。
従兄弟が卒業して数十年、高専の良い面も悪い面もあるのを見にしみて知っています。
良い面と悪い面を話してこそ進路指導。
沼津高専では留年率は普通高校の数十倍。
高専は普通高校の4~6倍退学率もあるそうです。
こういう側面もあります。
全ての生徒が対応できる訳ではないのです。
この2日間は麻布学院の普段のブログではなく、塾長個人のブログになってしまいました。
やはり、生徒がせっかく苦労して合格した高校が悪く書かれているのを見て、悲しい顔をされたら黙ってられません。
これ以降は、この話題に触れる気もしません。
元々、感情的になるぐらい悪い印象があった訳でもなく、この方よりもカチンと来るブログを書かれたこともあります。
ですから麻布学院としては、これ以上この方について書くことはありません。
明日からは通常のブログに戻ります。
これ以上なにかあるならばブログでは議論も噛み合いませんので、いつでも塾にお越しください。
麻布学院塾長としていつでも歓迎いたします。
麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2018年10月2日