看板を背負うとはこういうこと。

 

インターネットの発達で、情報を簡単に入手できる時代になりました。

便利な世の中になった反面、インターネットは自己参加型で情報を誰もが発信できます。

私のブログもその恩恵をうけています。

ですが、中には嘘や思い込み、利益誘導のための情報の操作など、様々な有益ではない情報も溢れています。

その情報は、読み手側が取捨選択しなければならないのですが、専門分野でない限り、難しいこともあります。

この塾が関わる受験産業というものもその1つです。

 

正直、今日ブログに書くことは、全く私にとって意味の無い情報なので放っておいても良いのですが、麻布学院の卒業生の名誉にも関わることですので、書かずにはいれません。

当塾とは全く関わりが無い方ですが、家庭教師たかはし様という方がブログをなさっています。

その中で、宮城一高・仙台二華を含む二高以外のナンバースクールに進む女子は地元にこだわり良い結果が出ないという趣旨のことをお書きになっています。

前にも散々そのようなことをお書きになる方で、正直、麻布学院の考えとは到底相容れない方ですので何も反応して来ませんでした。

考え方は人それぞれです。

ですが、当塾の生徒たちが進学した高校や卒業した生徒の高校を悪し様に言われると、その名誉もありますし真実とも全く思えませんので今日は結果を示しながらお話します。

相手方は家庭教師という、塾とは違い看板を背負っている方ではありませんので発言は自由です。

ですが、あまりにも表現の仕方がおかしく、何に基づいてそのようなことをお書きになるか具体的なデータも数字も結果もありません。

 

ですから麻布学院は、数字と結果に拘りをもつ塾ですので、結果で読んだ方に判断してもらうことにします。

 

(麻布学院 公立高校男女共学以降ここ3年間、女子卒業生の大学進学先)

以下の大学は、報告に来てくれた生徒の進学先です。

大阪大学 お茶の水大学、東北大学歯学部2名、東北大学工学部(複数)、東北大学教育学部、東北大学農学部、東京外国語大学、津田塾、山形大学工学部(複数)、千葉大学、埼玉大学、東北医科薬科大学、金沢医科大学、東京海洋大学、宮城教育大学(複数)、上智大学、新潟大学、フェリス女学院、宮城大学(看護)、東北学院大学(教養)

以上のような大学に女子が進学しています。

男子と比較して、遊んだり駄目になったり、高専や白石高校の看護に進むよりも駄目な結果になっているでしょうか?

判断はこのブログを見た方々にお任せします。

麻布学院にも昨年、仙台高専に進学した女子がいます。

彼女は好きな道に進みたいからそこを選択しただけであって、無理に誘導して高専になった訳ではありません。

 

白石の看護は、看護の道に進みたい生徒であれば最適ではあります。

ですが、毎朝毎朝、1時間以上電車に揺られ、大変な思いをするのは生徒です。我々ではありません。

朝早くおきて送り出す保護者の代わりも我々は出来ません。

ですから今まで1人も白石看護に進学した生徒はおりません。

麻布学院は、そのような将来を希望している生徒については、私立特待の上で指定校推薦での看護学校進学をお勧めしています。

現実、その道を目指していた生徒さんは100%、看護の現場で活躍しております。

 

それと、こちらは女子ではありませんが、麻布学院で唯一「加美農業」という寄宿制の農業学校に進学した生徒がいます。

当該ブログで散々なことをお書きになられていましたが、申し訳ありませんがその生徒の進学先は「東京農業大学」です。

 

どれだけの情報と数字、結果を根拠にブログをお書きになっているのかはわかりませんが、もし塾を開くことを本当に目指しているのならば正直、看板を背負うことの意味を知ってからになさるべきです。

それと、自分の塾の卒業生が進学したり、涙を飲んだりした高校を悪し様に言われれば気分は良くありません。

私は麻布学院塾長として今日のブログを書いています。

家庭教師の方と違い、塾は所在を変えることは出来ません。

それが看板を背負うという意味です。

今回「家庭教師たかはし」様と実名でお書きしました。

許可を得た訳ではありませんが、相手方も「麻布学院」ましてや塾名を間違え「麻生学院」と書かれたこともありますので特に実名でお書きしました。

ブログに書いた進学先は事実に基づいております。

後はお読みになった方々のご判断です。

 

中学時代にしっかりと勉強する姿勢、進学する意味を教え、高校の先生や予備校の先生の指導を受けていれば女子も男子も変わりません。

特に私は当該ブログをお書きの方に悪意もありませんし、正直、考え方が違いますので関わりもありません。

ですが、流石に生徒からこのようなブログの指摘を受ければ麻布学院塾長として反論せざるをえません。

卒業生を大切に思う全ての塾が同じだと私は思います。

大人という者は、言うときと黙るとき両方あって大人です。

生徒の志望校、進学先、出身校を悪し様に言われれば、まして生徒から指摘され見てしまったとすれば、大人として言う時だと私は考えて今日ブログに書きました。

 

女子が高校で駄目になる。

そんな考え方は、この前問題になった東京医科大学の女子に対する考えと同じです。

私自身、当該ブログについて理解しようと思えばわかる部分が無い訳ではありませんが、自分の世界が全てだと思うのは間違いです。

看板を背負うとはそういうことだと思います。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2018年10月1日