本気で挑むしかない。

 

今年の新中3生。

模試で450点をこえる生徒がわずか3名。

22名もいて、400点を超えた生徒がわずか9名。

自習に来る生徒はいつも同じ。

特に男子は、授業が終わってから自宅学習のための何かを用意する訳でもなく、速攻で帰宅。

そろそろ我慢の限界なので、思い切り怒らなければなりません。

それで塾を辞めたとして仕方ないと思います。

このまま授業料を保護者にいただくのも申し訳ないですし。

変わらない者を変える時は、こちらも本気で挑むしかありません。

 

新中2生と新中1生の意識が高いだけに、悪影響を与えてしまいます。

この1ヶ月は、本気で立て直しに入ります。

意識の高い生徒は先に進めて、意識の低い生徒は徹底的に意識の改善をはかります。

今日から1か月間、本気で挑みます。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年4月6日

小学生コース。

 

麻布学院の小学生コースは、中受験を全く考えていません。

何故なら、今まで小学5年生の段階で麻布学院に入塾していた生徒の8割弱が、仙台一高と仙台二高に合格しています。

つまり、麻布学院の小学生コースは、二華や青陵を目指すのではなく、小学生から先取り学習を取り入れ、仙台一高と仙台二高を4~5年間の視野で目指すことが目的です。

 

現在の宮城県における状況は、小学生から進学塾に通う児童のほとんどが、二華中や青陵中を目指しています。

しかし、宮城県の中高一貫教育校の定員はあまりにも少数で、ほとんどの児童が公立中学へ通うことになります。

小学生のうちに、合格確率が悪い二華中や青陵中を盲目的に目指してしまうと、不合格となった場合、受験から中学に入学して最初の定期考査があるまでの期間、受験に落ちたという事実が重しとなり、やる気をなくしてしまう児童が少なくありません。

そして、中学受験を目指している塾のテキストは、東京私立受験をベースとした教材が多いために、いざ公立中学へ進学した場合、全く意味がなくなってしまうものも少なありません。

 

麻布学院の小学生コースの場合、小学6年生で中学1年生の過程を終了するペースで進みます。

ですから、中学3年生になる時点で、小学生コースに所属していた生徒のほとんどが、中学生の全過程を終了しています。

ですから、中学3年生の夏以降、ひたすら受験問題に挑むこととなります。

結果、仙台一高と仙台二高の合格確率が80%弱となる訳です。

 

中受験をする場合、定員が少なく選択肢が2つしかない宮城県の場合、合格確率は低いと言わざるを得ません。

しかも、合格したとして、現在の二華中と青陵中は大学進学実績において、仙台二高と仙台一高に肩を並べていません。

東京大学と京都大学を目指す場合は、二華中が選択肢として最良ではあるかもしれませんが、東北大学を目指す場合は、仙台二高や仙台一高が最良の選択肢であると思います。

 

麻布学院の生徒が進学した大学の第一位は東北大学です。

仙台一高、仙台二高⇒東北大学という流れがきちんと出来ています。

東北大学以外の場合は、東京大学やお茶の水大学などのさらなる上位大学、自治医大など各大学の医学部、早慶やMARCH、同志社や立命館などの私立上位校に進学している生徒がほとんどです。

つまり、過去の実績において、麻布学院に小学5年生から在籍している生徒の80%が仙台一高や仙台二高に進学し、その後の大学受験で、MARCH以上の大学に進学しています。

 

中学生の時点でも、麻布学院の小学生コース出身者は、実績を各中学校で上げています。

昨年の宮城野中実力テスト1位の生徒も、附属中実力テスト2位の生徒も、沖野中実力テスト1位の生徒も、麻布学院の小学生コースに在籍していた生徒です。

各種模試の県内1位を独占していたのも、麻布学院小学生コースから在籍していた生徒です。

 

今まで麻布学院は、積極的に宣伝活動を行ってこなかったこともあり、小学生コースは、各学年4名~6名ぐらいでした。

麻布学院に在籍していた生徒の兄弟以外は小学生を募集していませんでした。

その理由は、この地域が小学生から受験塾の需要があまりなかったからです。

しかしながら、二華中学や青陵中学が設立されて以降、小学生が受験塾へ通う土台が整備されつつあります。

それにあわせて、麻布学院も小学生を積極的に募集しはじめ、続々と生徒が増えています。

 

麻布学院の小学生は、3年生であろうと4年生であろうと、授業中に私語が全くありません。

小学低学年で90分、集中を切らさずに授業を受けることが出来る環境。

それが麻布学院です。

 

二華中、青陵中ではなく、小学生のうちに仙台二高や仙台一高を目指すのならば、麻布学院は選択肢の1つとなりえると思います。

昨年から、積極的に小学生を募集しています。

いつでもご連絡ください。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年4月5日

 

新中3生模試実施。

 

日曜日に行った新中3生模試の結果報告です。

今年の新中3生は、2年生の夏期講習時に在籍していた生徒がわずか10名。

秋以降、徐々に人数が増えて、現在20名。

ですから、根本的に基礎が足りない生徒が多い学年です。

2年生の時に、人数が少なかったこともあり、特別編成クラスを組むことが出来ませんでした。

それは現在も同じです。

もとから上位クラスにいた生徒と、新しく入塾して上位クラスに編入した生徒の間に大きな差があります。

上位クラス(ナンバースクール受験クラス)は現在13名。

部活などで受験できなかった3名は明日受験になります。

上位クラス10名の平均点が427.8点

麻布学院創設時を除いた過去(2004年開校)13年の歴史の中で、上位クラスの点数とすれば、ワースト1位か2位の平均点です。

中1生から麻布学院に通う生徒でこのクラスに在籍する者が5名しかいませんので、仕方がない部分はありますが、今月から本格的に手を入れなければならないと思います。

 

公立高校受験クラスは現在8名。

入塾したばかりの1名を除く7名が今回受験します。

部活で受験する事が出来なかった2名をのぞいた5名の平均点は341.5点。

こちらも、中1生からずっと麻布学院に在籍していた生徒は2名しかおらず、基礎的な部分が疎かです。

新学年に向けて、復習ベースの指導を繰り返し、やっとこの点数になったという感じがします。

全体の平均点は、403.1点

辛うじて400点は超えましたが、何とも言い難い点数です。

早急に対策が必要な学年なのですが、新中2生は30名にせまる勢いで、新中1生は現時点で20名を超えている状態。

 

何とか私の体調が1年間もてば大丈夫だと思いますが、それでも役割分担が必要となります。

塾長2人体制の麻布学院ですから、2人で上手く役割分担しながらこの学年のテコ入れをしたいと思います。

 

過去13年間、新みやぎ模試県内1位と近隣中学校の学年1位を、毎年獲得してきました。

学年1位は達成しえいますが、県内1位はまだ達成していません。

生徒達が泣きながら13年間繋げたバトンを、この学年で途絶えさせることは出来ません。

本格的に私が実務的中心となり改革を推し進めようと思います。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年4月4日

新中2模試実施。

昨日は、新中2模試を実施しました。

この学年は、特別編成クラスを結成する予定で、その候補にあげた生徒達は1名を除いて塾内採点460点超え。

編成クラス候補の2名が部活の予定で水曜日受験となりますが、その2名も問題なく460点を超えてくると思います。

編成クラスの次に当たるナンバースクールを目指すクラスの生徒も、409~452点に固まりました。

しかし、380点近辺の点数だった2名をどのように指導していくかデータの変更をしなければなりません。

 

この学年には、模試で200点台、100点台の生徒を集めた公立高校受験クラスがあります。

273~290点と健闘していました。

麻布学院開校当初は、中3生の模試で、このぐらいの点数の生徒が多数いました。

仙台工業や現在の三桜、仙台商業、仙台西、仙台東などの高校を目指す生徒達です。

このクラスの6名を、いかに330点近辺まで引き上げることが出来るかで、麻布学院は勉強が出来る生徒の塾という近隣地域での概念を変える鍵となるでしょう。

 

特別編成クラス候補で今回受験した7名の平均点が、471.1点。今回受験せず水曜日に受験予定の生徒2名の9名編成となりそうです。

 

ナンバースクール受験クラスの10名。部活で受験できなかった生徒が3名水曜日に受験予定です。

平均点は421.1点。

悪い点数ではありませんが、最高点が452点。最低点が370点。

82点差という大きなものになっています。

夏まで様子を見で、そこから再編成が必要となる気がします。

 

偏差値50までの公立高校を目指すクラスの平均点は278.6点。

受験していない2名が少し平均点を下げてしまう可能性がありますが、全体として基礎をしっかりやってきたので、点数は上がり傾向です。

この点数を中3生冬までに300点~350点まで押し上げようと思います。新中2模試と中3生12月号では、問題のレベルが大違いですから、容易なことではありません。

まずは、毎日塾があるという麻布学院の特徴を活かし、毎日学習する習慣を持たせ、自宅学習の時間を確保するため宿題を毎日出すようにします。

早く自習に来たり、勉強をする習慣は身についてきたので、次のステップは自宅学習1時間です。

 

特別編成クラスとナンバースクール受験クラスの平均点が438.1点。

学年全体の平均点は414.3点。

全体で400点は超えたものの、新2年生号でこの点数では、中3生になると確実に400点を切ってしまいます。

底上げが必要です。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年4月3日

変わらなければならない者。

 

今日から新年度。

昨年出来たこと出来なかった事をきちんと整理、修正して新年度に反映しなければいけません。

今年の受験でも、平均評定4.0の生徒を一高、平均評定4.2の生徒を仙台二高、平均評定3.5と3.9の生徒を宮城一高、平均評定3.2の生徒を仙台高専に合格させることが出来ました。

麻布学院らしさが出せた受験だと思います。

1年生から在籍していた特別編成クラスの合格率100%も例年の通りでした。

本来ならば多賀城高校や仙台東を受験する評定3.0~3.4の生徒達も、私立高校特待生などの結果と新みやぎ模試の志望校合格判定SランクAランクの学力をもって、果敢にナンバースクールへ挑んだことも麻布学院らしい受験だったと思います。

 

例をあげれば仙台育英特進。

20名全員が特進合格は当たり前として、その中の18名は特待生合格を果たしました。

評定を考えて仙台東や多賀城高校を受験するよりも、特待生であり偏差値も高い仙台育英特進を視野に、学力だけを頼みに上位校を受験するという考えです。

 

保護者から、確実に公立高校と言われていた生徒の合格率100%も例年と同じです。

 

しかし反省すべき点は、平均評定4.5ぐらいで新みやぎ模試Bランクの生徒数名を、仙台一高、仙台二高に合格させてあげられなかったことです。

その原因は、受験問題の設定を、昨年なみの難易度で計算し、平均評定4.5前後の生徒の合格点を425点に設定してデータを作成した私の責任です。

数学の苦手な生徒達に、数学は捨てる問題は捨てて点数を抑え、他の4教科で勝負するという考え方が通用しない受験問題でした。

440点前後で不合格が出てしまう受験を、全く想定していませんでした。

この甘さが不合格へつながったと思います。

常に最悪のケースを想定して対処すべきという基本を疎かにしてしまいました。

本当に申し訳ないと思います。

 

麻布学院は少数精鋭の個人塾です。

1学年20名前後という限られた人数に、多くの人員と時間をかけて合格の学力を育むというスタイルで塾を運営してきました。

生徒も講師も、私のデータ計算を元に、着実に成果をあげて受験に挑みました。

その根幹であるデータに間違いがあってはいけません。

想定外は許されないのです。

 

受験は登山に似ています。

山頂に生徒を導くため、生徒は学力や評定という基礎体力を向上させ、シェルパの役割として講師が生徒に寄り添い、合格という山頂を目指し常に努力します。

私の役割は、地上にいながら気象状況や他のアタック隊登山状況、現場からの情報から様々な善後策を提案することです。

その気象情報などの判断材料に、「多分」とか「きっと」などの希望的観測を入れてはなりません。

常に最悪のケースも想定して、善後策を指示しなければいけない立場です。

十年にたった1回でも、300点平均を上回る受験が過去にあったことをデータに反映させるべきでした。

想定外ではなく、現実として考慮すべきデータでした。

点数が開示されて、生徒の多くが合否に関わらず点数開示に行ってくれました。

不合格となってしまった生徒達と合格になった生徒の点数をデータに打ち込むと、評定:受験点数の比率で出した点で、合格者を上回る生徒もいました。

開示した生徒の全ての生徒が、受験の点数に3点~5点を足すと、合格者の評定:受験点数の比率で出した点を上回る結果でした。

まさに数学の1問で合否が分かれたことになります。

その1問を解かせることが出来なかったのは、私の妥協からうまれたデータ管理の甘えだったと思います。

 

麻布学院は大手塾と違い個人塾です。

個人塾に求められる物は、少ない生徒数を活かした生徒1人1人に対するオーダーメイドの受験です。

仙台二高5人、仙台一高2人、宮城一高3人、仙台高専1人、多賀城高校1人、宮城広瀬1人、関東私立特進特待1人。

個人塾としては頑張ったと言われます。

しかし、個人塾であるからこそ、生徒数が少ないからこそ、合格させることができたはずの生徒がいるのです。

仙台育英東大選抜、ウルスラtype1合格の生徒が20名以上いて、この結果は申し訳ないの一言です。

生徒は学力を上げる努力をし、講師もそれに応えた結果です。

それを合格に結びつけられなかった要因が私です。

 

新年度にあたり、一番変わらなければならない人間は、私です。

甘えも妥協も一切せず、全ての想定をいれた完璧なデータ作成を目指し粉骨砕身で頑張ります。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年4月1日