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定期テストが終われば

定期テストが終われば、麻布学院は完全に受験体制へと移行します。

この時期に、一番必要ことは、心構えと切り替え。

ですから、授業よりも、切り替えの大切さや、受験に向かう心構えを生徒一人一人に伝えることに重点を置いています。

修学旅行⇒中総体の流れで、勉強に対しての、心の中の比重がおかしくなってしまうものです。

部活がなくなった事に対する、祭りの後のごとき、喪失感もあったりします。

そのムードを持つ人間が、一人でもいれば、その気持ちが伝染するように広まってしまいます。

ですから、とにかくこの時期は、話をします。

保護者面談も、あわせてこの時期に行い、生徒に、受験がせまっている実感を与えることができます。

 

麻布学院は、受験のスペシャリスト。

評定に左右されない学力重視の姿勢です。

 

評定は、自分の力ではどうにもならない部分はあります。

性格が大人しめで、積極的に見えない。

病欠などで大切な試験が受けられなかった。

運動が苦手。

絵がうまく描けない。

その生徒の個性に左右されてしまう場合が多々あります。

 

しかし、学力は違います。

特に、受験的学力は、努力にかならず比例するのです。

 

その努力のスタートに大切なものが、切り替えと心構え。

今の時期に、一番必要なことだと私は考えています。

 

 

挑む者達の塾

麻布学院は、挑む者達の塾です。

全員が、評定に関わらず、目標校を目指し、諦めることなく受験します。

そのための努力は全員、怠りません。

結果、私立高校に進学する生徒もいます。

しかし、彼らは無謀に挑むわけではありません。

きちんと、志望校に相応しい私立高校を、相応しい形で合格してきます。

それは、特待であったり、入塾当初は考えられない特進系の高校であったり。

きちんと、努力した結果が、私立高校受験でも発揮されます。

だから、保護者、生徒、そして塾も、全員が覚悟をもって志望校受験に集中できるのです。

 

ランクを落とすのは簡単です。

しかし、ランクを落とせば落とすほどに、生徒の成績もヤル気も落ちてしまうものです。

結果、落としたはずのランクの高校に不合格になった生徒を、過去、何人か見ています。

そして、ランクを落とし合格した生徒であっても、挑んだ者達と自分を比べてしまいます。

「あいつが合格したのなら、自分だって・・・」と。

 

逆に、挑んだ者達で、努力をきちんとしていた生徒は、私立高校の3年間、受験の悔しさと、自分は努力できる人間だという自信を持って、大学入試で結果を出すことが出来るのです。

過去の生徒達の進学先については、以前ブログで紹介しました。

 

私は、挑む者達の姿が大好きです。

去年も全員が、志望校に挑みました。

生徒も、保護者も、心をあわせて挑んでくれました。

 

不合格になった生徒もいます。

その責任は全て、私にあります。

全ての人たちが、様々な覚悟と、努力を重ね、一丸となり挑んでくれたにも関わらず、力不足な人間が足を引っ張りました。

力が不足していた人間は私なのです。

ですから、私は,もっと努力をします。

努力が足りない、一番の臆病者は、私なのですから。

 

麻布学院は、挑む者達のためにある塾です。

今までも、これからも。

 

定期テスト対策

 

ただ今の期間、定期テスト対策中です。

正直、私は、定期テスト対策について否定的です。

過去、多数の仙台一高合格者を出し続けていた時期には、テスト対策は、行っていませんでした。

学校のテスト勉強は、生徒が自主的に行うものであって、指導は、学校の教員の方々に従うのが一番だと思っているからです。

塾とは、あくまでも受験に向け学ぶ場所であって、学校の授業の補講をする場所では無いと思うのです。

点数がそのまま評定につながる相対評価ではなく、日ごろの学習態度や、生活面も評価につながる絶対評価なのが、今の学校教育。

それであるならば、学校の授業に関しては、学校の先生の指示に従うのが筋道であると私は考えます。

塾で、学校ワークや、教科書を元に作られた教材を使用することが、受験につながるとは思えません。

 

しかし、やはり学校のテストで、点をとれない生徒には、対策授業が必要であるのも事実。

ですから、この数年間は、定期テスト対策授業を取り入れています。

一番成果につながる物は、やはり学校ワーク。

これを繰り返し家庭で学習することが、点につながります。

 

塾側で用意するもので、一番効果的な物は、過去問題。

過去問題は、テスト範囲での出題傾向をつかむことや、勉強する箇所を、生徒が把握するためのヒントになります。

自習時間や自宅学習は、学校ワーク。

塾の授業時間は、過去問題。

この組み合わせが一番効果があると思います。

 

そして、私が一番やるべき対策だと思うものは、「教科書を徹底的に読み込むこと」です。

教科書に掲載されている資料が、大体どこのページにあったか把握するぐらい、徹底的に読み込む。

教科書は、最高の参考書

定期テストにおいては、この意識が大切。

教材に頼りすぎると、答えだけを丸暗記するだけで、問題文と結びつかず、結果、点数がとれないパターンが一番最悪です。

ですから、家庭学習帳をやる前に、必ず教科書を読んで、その後に問題を解くという学習法を、麻布学院では教えこみます。

 

定期テスト対策とは、「自分で学習する方法を教えてあげること」が最大の目的だと、私は思っています。

 

 

小論文対策講座についての考え

昨今、どこの塾も、小論文対策授業を売りにしています。

つまりは、小論文が受験項目にある前期受験をターゲットに、生徒の確保をしているということ。

それは、塾側にとって、とても楽な生徒集め。

何故なら、まず第一に、「小論文」を気にするような、前期受験を受ける生徒は、評定が高い生徒ばかりだからです。

前期受験には、仙台一高以外は、評定のしばりがあります。

仙台二高で考えれば「4.8」

ですから、小論文を気にする生徒を集めるということは、自然に評定の高い生徒が集まるという、塾側の思惑があります。

 

第二の塾側にとってのメリットは、「小論文講習」で、生徒を集めることで、合格実績の上積みができるからです。

5教科は他塾に通い、「小論文講習」だけを、その塾に通ったとしても、講習主催塾は、合格実績に講習参加者をプラスできる仕組みです。

 

以上のように、「小論文対策講座」は、塾側には、メリットしかない、おいしい受験対策なのです。

前期受験の倍率の高さを考えれば、たとえ不合格だとしても、「小論文講座」だけを受講した生徒が、講習主催塾の責任を追及することも、まずありません。

 

それと、前期受験の仕組みであると、後期受験とは違い、受験比率が関係しません(受験比率については、後期受験の仕組みで過去に説明しています。)

つまりは、受験3教科と小論文の点数+学校評定の単純計算で、受験の点数が決まります。

前期受験の評定の満点は225点

後期受験の評定の満点は195点

評定の計算方法も前期と後期は違います。

評定差が大きくなる上に、受験科目が3教科。

しかも、後期のような受験比率がない単純計算。

そして倍率は、どの学校も高い。

評定の低い生徒が、逆転する難しさが解ると思います。

 

さらに、評定の高い生徒にとっても、前期受験の小論文の内容は、社会科、理科の内容から出題されます。

つまり、社会科、理科の受験対策をしっかり行えば、全く違いがでない内容なのです。

現に、麻布学院の前期受験合格者と不合格者の、小論文の受験獲得点数は、5点以内に留まります。

 

小論文対策講座とは、受験間近に、他塾の評定が高く、しかも上位校を受験する生徒を獲得するための手段として、とても優れた方法です。

しかも、小論文の題材が、「社会科」「理科」からの出題であるのなら、上位校志望者にとって、もともとの知識で解けてしまう内容。

 

ですから、各塾共に、講座などではなく、後半の時期に「小論文の書き方」を教え、練習をすれば良いだけの話です。

麻布学院では、もちろん、評定の高い生徒には、個別指導で「小論文」の課題と添削、指導を行っております。

 

特別な講習費をいただくこともありません。

麻布学院だけではなく、どこの塾も、大げさな宣伝を行っていないだけで、小論文対策はしていると思います。

しかし、そこに差が出るとすれば、「社会科」「理科」の授業内容にあると私は思います。

 

麻布学院、2016年度入試 合格実績(再度)

 

2016年度入試 麻布学院 合格実績

塾生 16名

仙台二高 4名

仙台一高 2名

宮城一高 2名

東京私立高校 1名

塩釜高校 1名

仙台育英学園 特別進学コース(東大選抜含む) 2名

宮城学院 アドバンスト 1名

東北学院 1名

東北高校 文理 1名

聖和学園 総合 1名

 

いよいよ受験シーズン突入

中総体が終わった部活から、いよいよ受験シーズン突入です。

麻布学院の受験体制は、月曜日~日曜日まで、つまりは毎日授業です。

 

月曜日~金曜日は、16:30~21:00まで

土曜日と日曜日は、15:00~19:30まで

さらに、夏期講習は、10:30~20:00まで(昼休憩1時間半あり)

 

この学習量は、他塾では絶対にマネが出来ないものです。

過去、他塾がこれと同じ授業時間を設定したケースはありますが、授業料が桁違いな高さになることと、先生の確保や、経費の面から、1年で取りやめてしまったようです。

 

この授業時間の設定は、ただの商売人では出来ません。

塾屋だからこそ出来るのです。

 

もうすでに、授業時間前ではりますが、生徒が自習に来ています。

麻布学院は、授業時間外の自習は、いつでもウェルカム。

自習を売りにするような事はありません。

夏季休業と冬期休業、月末休以外は、土日も当たり前に塾は開いています。

 

今年も、毎年同様、この体制をとって、万全で受験を迎えたいと思います。

最近、沈みがちな自分に喝を入れて、頑張ります。

訃報

6月7日

突然の訃報が告げられました。

教え子の一人が、突然の病魔で急逝してしまいました。

正直、現実を受け止めることができず、この数日、頭が混乱してしまいました。

中学時代、努力に努力を重ね、学校でも1位、部活でも部長で、県のトレセンメンバー。

新みやぎ模試で、県内1位にもなってくれました。

高校受験も、目標校に合格。

高校3年間も、努力を重ね、見事に中学時代から夢見た大学に合格を果たしました。

大学に入学してからも、彼は努力をやめず、自分の進むべき研究を見据え、高倍率の研究室に入る事をめざし、日々研鑽を積み重ねて、見事に大学院の目標研究室に入ることができました。

研究室に入ってからも、研究に没頭しながらも、フットサルの大会で優勝していたり、いろいろな面で、頑張っていたそうです。

普通のサッカー少年が、中学入学してから、文武両道を夢見て、努力を重ね、その夢の全てを手にした、物語の主人公のような、素晴らしい生徒でした。

 

その彼が、突然の病魔で亡き人となってしまいました。

 

彼は、私の誇りであり、私の人生において、塾をやってきた意味でもあった、大きな支えでした。

普通の中学1年生の少年と、夢を語り、そんな私の夢物語を、彼は努力によって次々に現実としてくれました。

 

そんな彼が、なぜ。

本当に無念です。

この数日、彼のことばかりが、頭に浮かんでは泣き、浮かんでは泣きの繰り返しです。

まだ、私も頭が混乱しており、散文となってしまい申し訳ありません。

 

知ってもらいたいのは、夢に向かって、努力を重ね、次々に現実のものとした生徒がいたということです。

本当に頑張ったと思う。

 

私も、彼に笑われないよう、彼の人生に少しの間でも、関わらせてもらった人間として、顔を上げて、前を向いて頑張ります。

粉骨砕身、頑張ります。

 

 

定期テスト対策授業、2週間無料(再度告知)

定期テストまでの間、最大2週間の無料体験授業を実施します。

仙台一高、仙台二高合格、地域ナンバー1

麻布学院の授業を是非、この機会に体験して下さい。

(期間)

5月21日~6月20日までの期間内(最大2週間)

(時間帯)

平日 4:30~6:00(90分)

6:00~7:30(90分)

7:30~9:00(90分)

土日 3:00~4:30(90分)

4:30~6:00(90分)

6:00~7:30(90分)

上記時間帯のいずれか選択(前日変更可)

(対象)

中学生全学年

麻布の授業風景を覗いてみたい方、
興味はあったけど二の足を踏んでいた方など

是非、この機会にお試しください☆

022-292-1588

しばらく

昨日は、私にとっても、塾にとっても、大きな出来事があり、しばらくブログの更新は出来そうにありません。

申し訳ありません。

少しの間、ブログはお休みします。

よろしくお願いします。

想定を超える上がり方

入塾時点の問題の解き方を見て、その生徒の、大体の将来像は予想できるものです。

その、将来像で予想できる範囲の最高点にあわせて、その後の教育プログラムを用意しています。

今まで、みやぎ模試県内1位も12年間で19人います。

仙台一高、仙台二高の受験最高点数(主席)も4人輩出しました。

そんな学力が高い生徒も、最初に予測した範囲の中で成長し、私の教育プログラムの枠をはみ出した生徒は、12年、1人もいませんでした。

それが、今年の中学3年生に、その枠を大きく上回る、想定外の上がり方をしている生徒がいます。

正直、どこまで上るのか、想定ができません。

彼は、中学2年生の半ばを過ぎたこ入塾しました。

塾に通った経験もなく、学校の成績はあまり良いとはいえない状態で、評定も低め。

しかし、体験で入塾した時、問題を解かせてみて、潜在能力の高さには、気が付きました。

ですから、

「君は天才だよ。」という言葉を何気なく伝えました。

それから半年、彼の学力は、私が想定した範囲を大きく超え、上位の塾生の誰もが意識する存在となりました。

この規格外な生徒について、私も初めての経験で、驚いています。

彼の底がまるで見えません。

 

彼のように、自分の潜在能力を知らない生徒がまだまだ、仙台市のどこかに、いるのでしょう。

そして、それを周囲も気づかないままで、何人もの才能が、発揮されぬまま、埋もれていくのでしょう。

周囲の大人の誰かが、一言

「天才だ」

たったこの一言をかけてあげれば、埋もれずにすんだ才能が、どれぐらい存在したのでしょう。

 

それを思うと、私も、今まで以上に、生徒の才能に敏感になれる努力をしなければなりません。

大げさではなく、教育にたずさわる大人は、もっと敏感になるべきだと思います。

彼を見ていると、そんな気にさせられてしまいます。

成長が楽しみです。