定期テストが終われば、麻布学院は完全に受験体制へと移行します。
この時期に、一番必要ことは、心構えと切り替え。
ですから、授業よりも、切り替えの大切さや、受験に向かう心構えを生徒一人一人に伝えることに重点を置いています。
修学旅行⇒中総体の流れで、勉強に対しての、心の中の比重がおかしくなってしまうものです。
部活がなくなった事に対する、祭りの後のごとき、喪失感もあったりします。
そのムードを持つ人間が、一人でもいれば、その気持ちが伝染するように広まってしまいます。
ですから、とにかくこの時期は、話をします。
保護者面談も、あわせてこの時期に行い、生徒に、受験がせまっている実感を与えることができます。
麻布学院は、受験のスペシャリスト。
評定に左右されない学力重視の姿勢です。
評定は、自分の力ではどうにもならない部分はあります。
性格が大人しめで、積極的に見えない。
病欠などで大切な試験が受けられなかった。
運動が苦手。
絵がうまく描けない。
その生徒の個性に左右されてしまう場合が多々あります。
しかし、学力は違います。
特に、受験的学力は、努力にかならず比例するのです。
その努力のスタートに大切なものが、切り替えと心構え。
今の時期に、一番必要なことだと私は考えています。