ただ今の期間、定期テスト対策中です。
正直、私は、定期テスト対策について否定的です。
過去、多数の仙台一高合格者を出し続けていた時期には、テスト対策は、行っていませんでした。
学校のテスト勉強は、生徒が自主的に行うものであって、指導は、学校の教員の方々に従うのが一番だと思っているからです。
塾とは、あくまでも受験に向け学ぶ場所であって、学校の授業の補講をする場所では無いと思うのです。
点数がそのまま評定につながる相対評価ではなく、日ごろの学習態度や、生活面も評価につながる絶対評価なのが、今の学校教育。
それであるならば、学校の授業に関しては、学校の先生の指示に従うのが筋道であると私は考えます。
塾で、学校ワークや、教科書を元に作られた教材を使用することが、受験につながるとは思えません。
しかし、やはり学校のテストで、点をとれない生徒には、対策授業が必要であるのも事実。
ですから、この数年間は、定期テスト対策授業を取り入れています。
一番成果につながる物は、やはり学校ワーク。
これを繰り返し家庭で学習することが、点につながります。
塾側で用意するもので、一番効果的な物は、過去問題。
過去問題は、テスト範囲での出題傾向をつかむことや、勉強する箇所を、生徒が把握するためのヒントになります。
自習時間や自宅学習は、学校ワーク。
塾の授業時間は、過去問題。
この組み合わせが一番効果があると思います。
そして、私が一番やるべき対策だと思うものは、「教科書を徹底的に読み込むこと」です。
教科書に掲載されている資料が、大体どこのページにあったか把握するぐらい、徹底的に読み込む。
「教科書は、最高の参考書」
定期テストにおいては、この意識が大切。
教材に頼りすぎると、答えだけを丸暗記するだけで、問題文と結びつかず、結果、点数がとれないパターンが一番最悪です。
ですから、家庭学習帳をやる前に、必ず教科書を読んで、その後に問題を解くという学習法を、麻布学院では教えこみます。
定期テスト対策とは、「自分で学習する方法を教えてあげること」が最大の目的だと、私は思っています。