ちいさな塾の今後。

 

季節の変わり目。

体調を壊してしまいました。

最近、心労が重なっていたこともあるのかもしれません。

今日も、ショックなことを知りました。

 

かねてから、噂はあったのですが、事実として知ると、やはりショックなものです。

成績を重視する、名門の塾が、この仙台から姿を消してしまいました。

 

最近の、宮城県の塾事情は、小論文講座などの短期講習、塾主宰の無料模試など、資金力と工夫で生徒を集め、その生徒数にまかせた合格者数で大手塾が競い合っています。

そんな中で、小さな塾は、どこも苦しい状況なのでしょう。

 

派手な合格者数、派手な教室名、派手なテスト名。

保護者の方も、その派手さに目を奪われてしまいます。

その結果、しっかりとした授業をおこない、数々の実績を残してきた名門塾が、姿を消すことになったのでしょう。

 

規模の小さな塾にとって、この事実は、少なからずショックなものだと思います。

 

大手塾には大手塾の戦略があり、経営の方向性が、上手くいっている結果だと、小さな塾は受け止めるべきです。

悪しざまに、大手塾の欠点を、責めるだけなら、小さな塾に未来は無いと思います。

 

小さな塾にとって、必要なこと。

それは、人員を1つの教室に集中し、授業の質を落とさず、大手塾では不可能な教育システムを実現させることだと思います。

「個別指導」「映像授業」などは、大手塾も当たり前に行っています。

そこに重点をあてれば、将来的に必ず無理がきます。

 

麻布学院の教育理念、その1つがトップ校受験比率です。

受験比率とは、生徒人数に対して、何名トップ校を目指せる成績にできたかです。

昨年で言えば、16名中7名が仙台一高、仙台二高を受験しました。

宮城一高の受験者は6名。東京私立が1名。

つまり、全体の81%の生徒が上位校を受験しています。

評定にとらわれず、能力や努力で志望校を決める麻布学院の方針が表れていると思います。

それを実現するため、私立の上位校に特待などで合格させることにも重点を置いています。

そして私立受験の結果が、保護者、生徒の上位校受験への決断を、後押しするのです。

 

それに加え、生徒全てを模擬テストで、合格ランクを出す学力まで引き上げています。

受験者16名中、15名が合格確率、Sランク~Aランクを出して受験しました。

Bランク~Sランクに限れば、全員です。

 

学力を上げて、志望校に挑む。

学力至上主義。

それ麻布学院です。

 

生徒数16名

新みやぎ模試、8回中、県内1位獲得5回。

県内1位3名。

県内10位以内6名。

県内100位以内10名。

この学力が、麻布学院の高い上位校受験比率を支えています。

 

評定や、入塾時期にとらわれない平等な教育を、生徒全員に。

それが麻布学院です。

 

麻布学院は、圧倒的な学習量、全員志望校を最後まで目標に、受験問題に強い生徒の育成、学力至上主義。

そして志望校を母校に。

 

大手には大手の良い部分があり、個別指導や家庭教師にも良い部分がある。

きちんと、それを認めた上で、自分の塾独自の特徴を伸ばして確立すること。

それが小さな塾の未来をつくると私は思います。

 

今後も麻布学院は、1つの教室に、全ての力を集中し、理念を曲げずに頑張ります。