評定をつくる努力。

うちの塾は受験塾なので基本、あまり評定を気にしても仕方ないと思っています。

評定の高い生徒は、大手塾の割引制度があるので、麻布学院のような個人塾にはあまり来てくれません。

しかし、4年前にそれを口に出した時、ある塾からそういう生徒を作れないのが悪いとブログに書かれました。

大手掲示板にも書かれたことがありました。

ですので、麻布学院は今年の中3生の学年から小学生を募集し、育てる評定を実践しました。

この下の学年からは450点プロジェクトを立ち上げています。

その3年間の成果が今年の前期選抜で実りました。

言われたこと、腹が立ったことに対して、居直るだけではなにも進歩しません。

指摘をされたことは、常々自分も思っていたこと。

自分が気にしていたから腹が立つんです。

それならば、その言葉を胸に数年間かけて自分を改善する。

それが唯一の解決方法。

あまり気にしていなかった定期テストで、校内1位の生徒を作るだけではなく、全員の成績を上げて評定も上げる。

受験タイプ・内申タイプと決めつけないで、全員両方を目指す。

そのことでかなり評定は改善されました。

中学の先生たちが中3生を高く評価してくれたことも要因です。

評定を下すのは学校の先生ですので、評価されづらい生徒は定期の点数をとる。

それ以外塾が出来ることがありません。

学校での態度が悪ければ注意はしますが、その程度しか出来ません。

ですから私は、定期テストにも数字と結果を求めるようになりました。昔は定期の点数すら確認せずにいましたから。

そのどうせ評定はもらえないのだから、点数のみで合格すれば良いという私の考えが低評定を招いていたのだと思います。

今は小学生から入塾した生徒達の評定を高くし、後から麻布学院を必要とするような評定が低いが点数はとれるという生徒に対応できるような体制をとっています。

言われたことに腹を立てたり、他人を妬んだり、自分を決め付けるのは簡単ですが、悔しいとか腹が立つなら変えればいい。

私はそう思って改革を始めました。

このブログも同じです。

 

他人や塾を変えたいと思うのならばまず自分から。

私はいつもそう思っています。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2019年2月10日