仙台二高の目安。

 

仙台二高に合格するためにはどれぐらいの点数が必要か?

調査書点はどれぐらいか?

疑問をお持ちの方が多いと思います。

こういったデータは塾にとって宝です。

普段は公開することが無いのですが、合格者をある程度出していなければサンプルがありません。

他の機関が出してくれる資料も、現実にそれらの生徒を知るわけでは無いので、詳しいことはわかりません。

 

今日は、過去3年間に麻布学院から仙台二高へ進学した生徒11名のうち、前期合格者3名を除いた生徒の合格点数を書きます。

受験のサンプルとして非常に貴重な物となるかと思います。

受験年は順不同です。ご了承ください。

 

A 国語86数学83社会96英語97理科86 5教科448 評定184

B 国語86数学87社会97英語97理科93 5教科460 評定185

C 国語84数学79社会92英語95理科87 5教科437 評定156

D 国語85数学89社会94英語96理科94 5教科458 評定179

E 国語87数学95社会98英語96理科95 5教科471 評定173

F 国語81数学85社会94英語93理科86 5教科439 評定175

G 国語81数学87社会98英語83理科81 5教科429 評定169

H 国語81数学91社会97英語93理科81 5教科443 評定154

 

麻布学院の生徒は、新みやぎ模試の上位がおり、この中に県内1位獲得者が2名います。

二高進学後も10位以内に入った生徒が多数。

それでも450点を超えた生徒は3名。

 

中学時代、附属中の2位や宮城中1位は2名、全員が中学で10位以内です。

前期で県内1位の生徒2名が合格している事を考えたとしても、受験では上位層が点数を獲得できない問題があり、450点を超えるような生徒は確実に合格しているだろうということです。

特筆すべきは評定が156の生徒と154の生徒は別の年に合格しています。169の生徒もです。

これを見ると評定の低めな生徒も429・437・443点で合格しております。

特にスポーツの強化指定選手であったり、県大会出場すらありません。

この中の2名は学年委員すら未経験です。

こういった生徒が3年連続で合格していますので、仙台二高といえど全ての問題に挑めば良いという訳ではなく、得意教科が2教科あり、国語さえ乗り切れば合格できる可能性が高いということです。

不得意教科は80点前半が必要ですので、問題を解くスピードを重視し、読み飛ばしなどの癖を修正し、見直しの徹底をはかることが重要だと思います。

これは実際の点数ですので、たった8名といえど、評定の低めな生徒の合格点は貴重な資料です。

 

噂レベルでは、評定の低い生徒が合格したと聴いたとしても、実際の点数評定は確認できません。

この8名はこの点数で実際に合格しています。

しかしながら、同じ年で同じ二高を受験し、評定も点数も合格者より高いのに不合格になった生徒や、同じ点数で評定に違いがあまりないのに不合格という生徒もいます。

二高、不合格になってしまったのは3年間で2名。

この2名のうち1名は仙台市中心部の中学で10位以内、1名は全国的に有名な私立中学から公立の二高に合格するために冬休みから仙台に帰ってきた生徒です。この生徒も有名私立の上位にいました。

上位校というものは、紙一重で合格不合格にわかれてしまいます。

例え合格者を上回っていても、例え同点であっても、理由がわからなくても結果は変わりません。

しかし、2名ともウルスラtype1と仙台育英東大選抜の特待生です。

将来大学に進学した時、その悔しさを晴らせるよう、進学した私立高校で頑張っています。

私たちも生徒に後5点、後3点を獲得できるよう指導データを組み上げて、指導に邁進しなければなりません。

これから受験まで隙を見せることなく自分自身を律して頑張ります。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2018年11月18日