新しい受験制度、特別選抜における各高校の「求める生徒像・選抜方式」が公表されました。
見るには、麻布学院ホームページ上の教育委員会のリンクより入り、中ほどに宮城県立高校新入試制度という項目があります。
それをクリックした先に「求める生徒像」項目がありました。
内容を見た感想ですが、仙台南・仙台三高などは、受験本番に重きを置く内容になっています。
要は今行われている後期選抜の内申点195点満点にプラスして学力調査に傾斜配点を入れて、学力点を1.5倍や2倍などのすることで学力重視になっています。
逆に、仙台二高・仙台一高は前期選抜がなくなった分、特色選抜では全く共通選抜と変わらない内容、つまり内申点195点満点+5教科500点満点です。
しかしながら共通と特色が全く同じに見えて全く違います。
前期選抜や今回の共通選抜の場合、相関表を使いある程度狭い範囲から合格者を決めます。
評定の低い生徒にとっては、相関表で足きり状態もあるのです。
しかし、今回の特色選抜の場合は定員の200%に含まれるものを基準とすると明確に書いてあります。
ですから、評定が低くとも、点数が高い生徒は200%に入る可能性は高いと思います。
しかし、仙台一高・仙台二高・宮城一高の気合いの入れ方として、特色選抜を定員を最低の10%にしたことです。
点数重視にした仙台三高は20%ですが他のナンバーは、今の校長先生が評定主義の仙台二華の25%を除けば、共通選抜とかわらない評定195点+5教科500点というまさに高校側が望み、全国で消えたはずの推薦入試を、前期選抜と証して残そうとした教育委員会への推薦つぶしだと思います。
これで、どんな生徒でも評定195点+学力点500点満点で勝負が出来ます。
上位校は仙台二華を除いて7:3。学力7:内申3です。
今までの前期選抜のように、評定の配点を増やされ、学力と評定に差がなく合計点で、しかも逆転が不能な3教科。300点満点に+評定点数そのままでは逆転が出来ませんでいた。
不透明な小論文というものもあり、その講座のみを受講する生徒を集める塾も増えていました。
その全てが消えるのです。
素晴らしいことです。
これが一高、二高、宮城一高の答えです。
推薦に繋がりかねない特色選抜で独自色をだすよりは、特色に全くの特色をつけずに宮城県にはびこっていた推薦の名残である30%という数字を見事消して、特色選抜を無意味なものと無骨な姿勢で応えたのだと思います。
大歓迎です。
三高の考えも歓迎ですし、一高・二高・宮一の考えにもあっぱれです。
ついに上位校から推薦入試の影が消えました。
中学の校長や教員にお伺いをたてて、文句を言われながら前期の書類を書いてもらう必要もなく、項目で難癖をつけられることもありません。
上位校には推薦のような受験は終わりました。
(195点満点×0.3)+(500点満点×0.7)で90%が争えるのです。
素晴らしいことです。
久しぶりに興奮してしまいました。
数字だけ見てああだこうだ言う方がいるかもしれませんが、私は推薦枠30%が事実上、前期30%という形で残されていた宮城県から、ついに推薦枠が消えたことに感動しています。
素晴らしい。来年からの麻布学院は無敵です。
学力では負けません。
塾を移るなり選ぶなりされている方。新しい受験制度で麻布学院は必ず輝きます。
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麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2018年9月13日