先日、附属中学に在籍する生徒の保護者面談を行った際
「附属中学は約半数が私立なんです。」
と言われていました。
確かに附属中は私立高校の割合も高い中学せすが、それと同じく仙台二高と仙台一高の合格者も多い中学です。
つまり、私立高校が多い原因は、高校入試において上位校を受験し勝負にでる保護者と生徒が多いということ。
私立の進学先も、ウルスラtype1、仙台育英東大選抜、東北学院、尚絅特進などの私立上位校が多いのを見てもわかります。
これはある程度仕方が無いことなんです。
上位校を受験するということは、受験者の平均評定が4.5以上ある高校ばかりです。
ですから、どんなに高い評定を持っていても当日の点数が不調であった場合、不合格になってしまう生徒も沢山出てしまいます。
学力も絶対的に差をつけることが出来ていたとして、近年公立高校受験問題は、夜間高校も同じ問題に挑んでいるにも関わらず、それ以前よりも平均点が高く、受験で差をつけることが難しいのが現実です。
正直、この数年間、麻布学院の生徒も受験で100点が出ています。
今年の受験で言えば、社会で100点、昨年は英語で100点。
難しいのは数学ぐらいですが、難しい問題があったとして3問。
その3問を捨てて、簡単な他の問題をミス無こなせば合格します。
このように、評定が高くても差はつかず、学力があっても差がつきずらい。
宮城県公立受験は当日の点数に比重がかかるのです。
最近、難関問題を解かせる塾や模試がはやりですが、公立高校の受験問題では全く必要がないのです。
必要な事は、ミスを補うためのスピードと見直しの徹底です。
スピードがあれば、見直しにかける時間はかなりあります。
現に、麻布学院の生徒で上位クラスの生徒たちは、模試の場合、15分~20分で問題を解き終わり、見直しを2~3回できるスピードがあります。
ですから模試では無類の強さを発揮できるのです。
逆に難しい問題があれば、1度解いた答えで十分です。
何故なら、上位クラスの生徒が難しい感じたならば、受験者のほとんど出来ない問題で、その問題が3~5点だとして計算問題のミスも3点です。
ならば見直しの徹底をはかった方が得点は高くなります。
このスピードをつけるには、学習量が欠かせません。
麻布学院の普段の授業では公立の受験問題を多用します。
ある程度難しい問題をスピードをもって解くことに重点をおいています。
それでも今年の受験生の麻布学院のトップは
国語 87 数学 95 英語 96 社会 98 理科 95
合計 471点
十分な成績だと思います。
麻布学院の場合、お互いの模試の点数や受験の合格者の点数、塾の平均点などや過去の合格実績、模試の順位は全て掲示します。
生徒間で模試の点数は全てお互い知っています。
ナンバースクールの合格者は全て14年分、合格札とともに名前を残して塾に掲示しております。
過去、模試で県内1位を獲得した生徒も全て掲示しております。
現に毎年、県内1位を獲得し、仙台一高や仙台二高に進学して東北大学に合格した生徒が講師として目の前にいますので、良い目標になります。
麻布学院にとって、数字や結果は塾の全てです。
間違いがないよう、聞かれれば情報に配慮しながら、数字の全てを提示できるよう過去15年分の模試の結果の全てを保存しています。
公立高校に合格するには、新みやぎ模試や宮城ぜんけん模試のレベルでAランクSランクを出し、当日にミスを減らすべく学習量をこなし見直しの徹底を心がけることです。
模試では100点が簡単にとれてしまいます。
それは見直しを徹底しているからです。
今回の新みやぎ模試第1回でも塾内で1位の生徒は
数学 社会 理科の3教科で100点。
2位の生徒も
数学 英語 理科の3教科で100点です。
3位の生徒も
社会 理科の2教科で100点。
宮城県の公立高校受験には、この方法が一番適していると私は思います。
麻布学院の過去の合格者数で仙台一高がダントツに多い事を見てもらえれば証明になるかもしれません。
合格の秘訣。
スピードと見直しの徹底。
それには圧倒的な学習量。
麻布学院の方針です。
麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2018年7月31日