生徒たちは強い。

 

麻布学院の生徒たちは、精神面がとても鍛えられています。

厳しい授業で有名な麻布学院ですが、生徒の精神力の強さはそれで養われる訳ではありません。

生徒の精神力の強さの秘密は、常に生徒間で与えられ続けるプレッシャーにあります。

麻布学院は、卒業生の中に各学年、必ず新みやぎ模試の県内1位が存在して来ました。

その伝統はとても重く、下の学年には大きなプレッシャーとなります。

当たり前の話ですが、学校の定期テスト1位も必ず存在して来ました。

麻布学院の在校生には、常に新みやぎ模試、宮城ぜんけん模試の県内1位と定期テスト学年1位という卒業生が守り続けた伝統が受け継がれるのです。

それを達成していない学年の生徒たちは、毎回、プレッシャーを受けつつ切磋琢磨し、我こそはと、そして次こそはと競い合いながら成長して行きます。

 

命題を達成するには、上位クラスの生徒たちの誰1人として、学習に手を抜いてはなりません。

何故なら、1人でも手を抜き遅れが出れば、授業のペースにも遅れが出てしまうからです。

上位クラスのトップ層は、常に県内1位や学年1位を狙い努力をしています。

ですから、そのトップ層と同じ上位クラスにいるものの勤めとして、自分も努力し、相応の学力を身につけることで命題の達成に寄与する必要があるのです。

ですから、麻布学院の上位クラスの生徒たちは、常にプレッシャーを受け続けます。

しかし、その場に居続けることで、いつの間にか、全生徒が定期テストの上位や1位、新みやぎ模試の100位以内や県内1位を狙える位置に上り詰めることが出来るのです。

 

それは中位クラスの生徒にとっても同じです。

理科と社会については全体授業になります。

しかも中3生になれば、理社のどちらかは毎日授業があるのです。

そこでもし、上位クラスの生徒たちがパーフェクトな答えを出しても、中位クラスの生徒たちが答えられなければ授業は停滞します。

それを上位クラスの生徒たちも私も絶対に許しませんし、見捨てることはありません。

何故ならば、上位クラスの生徒たちはそのプレッシャーに耐え続けた生徒たちであり、中位クラスの生徒たちも努力をすれば必ず成績は上るものと信じているからです。

その結果が、上位クラスの全員が仙台一高、仙台二高に合格できる学力へ全員が到達し、県内1位も学年1位も獲得することにつながります。

その結果が、中位クラスの全員が仙台三高、宮城一高、仙台高専、二華高校に合格できる学力へ全員が達し、その中の半数の生徒が上位クラスに編入できるようになるのです。

上位クラスと中位クラスの厳しいプレッシャーを受ける姿を授業中に見ている公立高校クラスの生徒たちは、他人事とは捕らえずに、次は自分たちがプレッシャーを受ける順番だと必死で勉強をするようにないます。

 

その成果が出るのは夏期講習が終わった頃です。

今年の中3生は、上の学年にも下の学年にも、常にプレッシャーをかけられて、私からも伝統の重みを言われ続け、苦しんで来ました。

その過程で、例年には無い上位クラスの人間にも退塾が出るくらいプレッシャー受けて来た学年です。

それに耐え続けた成果が、新みやぎ模試県内1位であり、上位クラス全員が仙台一高、そして仙台二高のトップ2校の合格判定であり、中位クラス全員のナンバースクール合格判定であり、公立高校クラス全員が志望校よりもかなり上の学校の合格判定につながりました。

学年1位も県内1位も手にし、全員が志望校合格判定を出すことで、表情が大分変わりました。

この自信こそが次の学年へのプレッシャーとなるのです。

そして伝統は受け継がれるのです。

 

生徒全員が、これを3年間受け続けるのでうから、精神力は鍛えられます。

その精神力が、高校受験、大学受験での大きな力となります。

http://azabu-blog.manabiya.tv/?p=1815

上記のリンクから、麻布学院の奇跡をご覧ください。

塾に在籍した生徒たちのプレッシャーに打ち勝った精神力の賜物です。

 

プレッシャーに耐えられず、塾をやめてしまう生徒もいます。

厳しい環境ですから、1つの学年の3年間で、平均2名~3名。

多い学年では5名くらい3年間で辞めて行く生徒がいる学年もありました。

その度に、私は自分の方針に迷います。

今の時代に合っているのか?

自分に大きな落ち度があったのではないかと?

 

しかし、麻布学院は今まで、卒業生たちが泣きながら、眠い目をこすりながら、伝統を引き継ぎ、そして次の学年へと繋げてくれた上で成り立つ塾です。

常に進化は考えています。

しかし、私も伝統を受け継いだ1人です。

重いプレッシャーを人一倍感じているのは、当たり前に生徒たち全員の努力を見てきた私です。

如何なることがあろうとも、伝統は守り続けます。

そうでなければ、卒業生たちに申し訳がたちません。

講師の大半が教え子たちです。

今の私が昔と違う対応で、成績を大きく落としてでも塾の利益と保身に走っていたとすれば、軽蔑されてしまうでしょう。

 

私はいつの時代も麻布学院塾長であり続けます。

自分自身にかかるプレッシャーと、生徒が辞めてしまった時に感じる辛さに打ち勝ち、変わらぬ鬼軍曹であり続けます。

 

中3生、全員。

合格判定おめでとう!

県内1位おめでとう!

バトンを繋いでくれて有難う!

この勢いで定期テストも次の模試も、そして受験も全員で乗り切ろう!

 

中2生、中1生も繋がったバトンを自分たちで途切れさせることが無いように、頑張っていこう!

私はこれからも鬼軍曹として君たちと一緒に戦います。

時には君たちの前に立ちはだかる大魔王として、時にはともに戦う仲間として、一緒にプレッシャーと戦おう!

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年9月7日