今年になり、小学生の人数がかなり増えました。
昨年までの麻布学院は、積極的には小学生の募集をおこなっておりませんでした。
今年からは、社会人2名体制も整い、教える側の準備が整いましたのもあり、募集をかけることにしました。
麻布学院の小学生コースは、あくまで先取り教育を目指した学習がメインです。
高校入試を視野に入れ、中学学習過程において自信を持って優位な位置に立てるようプログラムを組んでいます。
現在の小学生塾事情を見れば、二華中などの中受験を目指す塾と、小学校過程に合わせた学習塾の2つにわかれると思います。
二華中、青陵中の誕生により中受験をメインにする塾も増えてきました。
しかし、宮城県の中受験は首都圏や関西圏とは違います。
二華中で言えば、定員はわずか105名。
首都圏であれば、二華中に匹敵する私立中学が沢山あります。
中受験に向けた勉強が、実る確率は宮城県の何倍も上がります。
宮城県では、残念ながら二華中に匹敵する中学が私立中学に無いのが現状です。
つまりは、わずか105名の定員しかない学校に合格するため、中受験の専門塾に多数の児童が通っているのが現状です。
「なんとなく中受験をしてみよう。」
という感覚で受験しても、わずか定員105名の合格を勝ち取れる児童は本当に稀だと思います。
麻布学院の小学生コースのコンセプトは、高校入試で仙台一高と仙台二高に合格できる児童の育成です。
高校受験で考えれば、仙台一高の定員は320名。仙台二高の定員も320名。
トップ2校の合計で640名。
そこに仙台三高の定員(普通、理数)320名。
合計960名となります。
宮城一高まで加算すれば、合計1240名となります。
つまり先取り学習で仙台二高と仙台一高を目指す場合二華中学を目指す場合の6.09倍。
仙台三高を加算すれば、9.14倍。
宮城一高を加算すれば、11.8倍の確率となります。
ここで不安になるのが、高校入試で失敗する可能性でしょう。
「高校入試まで公立中学ですごしていれば、合格できないかもしれない。」
そんな不安があるかもしれません。
しかし、二華中学に合格できる学力がある生徒ならば、高い確率で高校入試において、仙台二高や仙台一高に合格できると思います。
麻布学院の、13年間における全生徒の進学先の1位は仙台一高です。仙台二高を加算すれば105名の合格者を出しています。
全体の40.3%になります。
仙台三高、仙台二華、宮城一高のナンバースクールも加算した確率でいえば、生徒全体の56.92%になります。
この数字には、もちろん小学生から麻布学院に入塾していた生徒もいれば、中学3年の冬に入塾した生徒も含まれています。
では、小学生から麻布学院に入塾していた生徒の合格確率はどうでしょう?
ナンバースクール合格確率は80%弱です。
高い確率でナンバースクールに進学しています。
麻布学院の小学生コースは、中受験をメインにしたものではなく、高校入試を目的とした先取り教育をメインにしています。
麻布学院は、教室1つの1学年最大30名の塾です。
小学生も大々的に人数を集めることは出来ません。
中受験で勝負したとしても、大手塾に匹敵する合格者数や合格確率を出すことは出来ません。
大手塾のように、何教室もあり、さらに1つの教室に複数の中受験クラスを設け児童を集めることは不可能です。
であるならば、中受験を目指す児童を集めるよりも、麻布学院は仙台二高や仙台一高に合格する生徒を小学生のうちから募集し育成することを目指します。
麻布学院から巣立った生徒たちの過去260名で、東大理Ⅲを含む東大合格者は3名。
各学校の医学部で言えば、2桁の数字に上ります。
東北大学に進学した生徒は、報告に来てくれた生徒たちだけでもかなりの数に上ります。
13年間で、仙台一高受験主席3名。仙台二高1名。
新みやぎ模試の県内1位獲得は、13年間で21名。
仙台一高、仙台二高の合格者105名。
ナンバースクール合格者148名。
仙台の個人塾で、慶応女子を筆頭に有名私立合格者4名。
麻布学院の圧倒的な学習量は、中受験に匹敵する、その他の選択肢の1つであると思って頂ければ幸いです。
麻布学院の小学生コースは、二華中、青陵中の受験を目的としたコースではありません。
二華中を目指すならば、そのノウハウに優れた大手塾が存在しています。
麻布学院は将来の仙台二高、仙台一高合格を目指し、さらにその先にある大学入試を視野に入れた先取り教育を目的としています。
その方針が、徐々に受け入れられ、小学生の数が飛躍的に増えたことを嬉しく思うと共に、気を引き締めて質を落とさないように頑張ります。
麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年5月23日