微妙かつ絶妙という矛盾。

 

今日は、宮城ぜんけん模試を行いました。

問題がかなり難しい分、平均点は下がりました。

特に数学は難問が何問かあり、しかも、前半部分ですら時間がかかる構成であったため、日頃、ヘビーな問題に慣れている麻布学院の生徒でも点数が獲れない作りでした。

県内1位を何度も獲得した生徒ですら70点台後半、最高点を出した生徒も80点後半でした。

英語と社会が簡単で、その2教科が90点を獲得できなかった生徒にとっては、厳しい状況です。

国語が得意である生徒も、作文を抜いた80点満点で60点台後半、国語も作文を入れて80点前後になる作りです。

まさに、昨年の受験問題の再現だと思います。

数学が難しすぎることを除けば、完璧なつくりです。

上位が点数を伸ばせず、集団になると思います。

 

塾内平均点は、作文を先月の宮城ぜんけん模試採点平均を考慮すれば、385~390点という所でしょう。

受験した各塾とも、2月のこの時期にと頭を抱える内容だと思います。

この模試実施済みの塾で、平均点を公表できる塾は、ほとんど皆無でしょう。

麻布学院も、正直、書くことを躊躇うような結果です。

 

前回の宮城ぜんけん模試も、同じような平均点になりましたが、それでも麻布学院の平均点は、他塾の平均点と比較すれば、頭1つ2つ抜けてトップという返事を頂きました。

お世辞を抜きにしても、団体の中でトップではあったと思います。

それでもこの微妙な平均点。

点数だけで、進路面談を行えば、志望校変更者が続出しそうな感じですが、先月も同じような感じで、ほとんどの生徒が志望校の合格判定が出ていたので大丈夫です。

しかし、この時期に、微妙かつ絶妙という、矛盾する気持ちを抱かせてくれる内容でした。

これは塾泣かせです。

自信を失う生徒もいそうな内容でしたので、明日からフォローが大変です。

生徒の最高点は460点ぐらいになりそうです。

新みやぎ模試では485~495ぐらい獲得する生徒がこの点数です。

400点を超える生徒が何人になるのやら・・・・

10人いれば良いところな感じです。

本当に、この時期に受験するには、微妙であり絶妙という矛盾だらけの気持ちにさせてくれる何とも言えない模試でした。

塾泣かせです。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年2月6日