麻布学院の教育方針。

今日から冬期講習再開です。

生徒達も元気に塾に来ました。

 

今日は、新年度という事もあり、麻布学院の指導方針を書いてみようと思います。

麻布学院の生徒は、毎年8割~9割の生徒が模擬テストで宮城一高以上の合格判定を出します。

今年について言えば、公立高校を第一志望とする生徒26名中、24名がこのラインをクリアし維持しています(12月模試)。

 

しかし、この成績は奇蹟でも不可能でもありません。

麻布学院の生徒は入塾時、全員が仙台二高、仙台一高を目標とします。

その時点の成績がどうであれ、志望校がどこであれ、まずは最高峰の2校を目標とします。

3年生の夏までは、この方針で変わりません。

 

高い目標を持ち、それに見合う授業計画を生徒一人一人に準備し、生徒が計画を着実にこなし、努力をすることで、ほとんどの生徒が中3の夏までに、宮城一高以上の学力を身に着ける事が出来るのです。

そして、中3生の秋からは、仙台一高、仙台二高の学力がある生徒のグループと、仙台三高、宮城一高、二華高校、仙台高専の学力があるグループに分けます。

そして、それらのグループに属さない生徒や、私立高校を第一志望に考える生徒を個別授業で対応します。

 

冬になると、生徒や保護者の希望を面談で確認し、志望校を決定します。

この時点で、仙台三高の合格判定が出ていても、生徒や保護者が他校を希望するのであれば、その方針で授業計画を作り直します。

今年も、仙台三高や宮城一高、仙台二高の合格判定が出ていても、仙台高専や多賀城高校を受験する生徒がいます。

つまり、ナンバースクール合格の学力を身に着け、入塾当初に志望していた高校を受験する訳です。

入塾時、学校の定期テストで280点~320点ぐらいの範囲にいた生徒にとって、仙台高専も多賀城高校も高い目標です。

しかし、それよりもさらに高い仙台一高、仙台二高を目標校とした授業計画を用意し、面談や授業で意識づけをしているうちに、生徒は麻布学院全体の雰囲気に乗る形で、自然と努力をするようになります。

結果、当初の志望校の学力は確実にクリアし、宮城一高以上の学力に達するのです。

 

この学力になれば、志望校選択の幅が広がります。

学校評定との関係も考慮し、いくつかの選択肢を生徒と保護者に提案して、志望校を決定します。

評定を考えず学力のみを頼りに、上位校へ勝負をする生徒もいれば、上位校を合格できる学力を維持したまま、もとの志望校を受験する生徒もします。

平均評定3.9で仙台二高、平均評定3.0や3.2で仙台一高に合格した生徒は前者です。

仙台南に受験点数414点で仙台南合格、422点で三桜合した生徒は後者です。

 

麻布学院の生徒や保護者のほとんどが、前者を選択します。

その選択を後押しするのが、生徒の入塾後の努力と、私立の特待生合格なのです。

 

 

麻布学院は、入塾時の成績に左右されません。

生徒全員に、綿密な指導計画の作成をすることで、上位校合格の学力を、ほとんどの生徒が身に着けることができます。

 

上位校を目指し、その合格判定を出して、選択の幅を広げ受験に向かう。

それが麻布学院の指導方針です。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年1月5日