彼は、仙台二高に合格した。
合格発表の日、彼は、暗い表情で、帰宅したそうだ。
彼の、お母様は、その表情から、不合格を覚悟したそうだ。
しかし、結果は合格。
それなのに、彼の表情は暗い。
「僕は合格した。けれど、一緒に塾で頑張った友達が、不合格の人もいたから、僕は喜べない・・・・。」
お母様は、彼の人間的な成長を、感じたそうだ。
次に彼が発した言葉が、麻布学院にとって、本当にありがたい。
彼が、塾にいてくれて良かったと、心から思わせてくれた。
「でも、こんな評定の低い僕が、仙台二高に合格できたことで、塾の後輩が、希望をもってくれるなら、嬉しい。」
この言葉。
下の学年に、きちんと伝える。
ありがとう。君がいてくれて、本当に良かった。
心から、そう思う。
そう思う。
今年の受験生、15人。
みんなに「ありがとう」