麻布学院の日常

受験の終わった次の日。

受験生、誰一人、欠けることなく生徒の姿が、そこにある。

合格発表があったその日も、誰一人欠けることはない。

合格発表の次の日でさえ。

受験の結果が、合格であっても、無念ながらそうならなかったとしても、彼らの姿は、そこにある。

誰一人、欠けることなく。

彼らは、すでに「未来」へ進んでいる。

それは、凄いことだ。

その日常の風景を、私は美しいと思う。

その日常の風景を、私は誇らしく思う。

誰一人、欠けることなく、彼らはすでに「未来」を見つめている。