昨日、とあるテレビ番組で、シンクロの名物コーチの話題を目にしました。
ゆとり世代の子は、弱くて、指導法が大変だと。
ゆとり世代??
確かに、ゆとり教育を受けた子供たちの世代は存在します。
しかしながら、私は塾を長年やって、その世代間に戸惑ったことは全くありません。
ゆとり教育の世代も、その前の世代も、常に厳しく、常に目標を高く、生徒たちに接してきました。
大半の生徒は、目標意識を高く持ち、努力を重ね、厳しい指導法をきちんと受け入れてくれました。
ゆとり教育の世代であっても、違う世代であっても、全く違いなんてありません。感じたこともありません。
ゆとり世代とは、マスコミが大いに煽り、社会の風潮が、昭和の時代を否定する雰囲気になったことで、彼らの世代に、弱いメンタルというレッテルをはっただけだと私は思います。
つまり、彼らが弱いのではなく、その上の我々の世代が、弱く過保護に育ってしまったのではないでしょうか?
我々の世代は、ネット社会の広がりで、常に見えない他人を意識しなければならないという時代に生きています。
そんな中で、マスコミや、ネット社会の風潮に逆らうことを恐れて、自分達が、弱くなってしまったのだと思うのです。
その自分たちの弱さを、ゆとり教育を受けた世代に転嫁し、怒れない理由、怒らない言い訳としてしまったのだと思います。
どんな時代の生徒でも、個人個人の人格があります。
きちんと意味があり、そして本気で向き合った怒り方をすれば、気持ちは伝わる物です。
それでなければ、麻布学院の過去の実績も、現在の成績も、無かったと思います。
我々の時代だって、今の若者は駄目だって言われていましたし、件のシンクロコーチは、ゆとり教育の世代より大変な、一人っ子政策の世代の中国選手団を、育てあげた人ですから。
麻布学院は、これからも、信念のまま、生徒の目標に忠実に、生徒の目標校合格のために、厳しく、そして信念をもって、本気で生徒と向き合いながら、頑張ります。
ゆとり世代。
私の
大嫌いな言葉です。