中1生の面談にて。本気で怒って欲しいの意味。

先週から中3生の面談から中1生の面談にシフトしました。

とにかく多いのが

「本気で怒って欲しい。」というお話。

今日、中1生に少し話しましたが、怒るレベルにすらない。

上げる確信もなく、怒鳴り散らせば虐待です。

そこまでの努力もしていないのに本気で怒っても仕方ない。

 

ですが、模試で全体が400点を切った日には、全員が本気で怒られる覚悟をしていてください。

チャンスは十分に与えたはず。

 

今日、中3生が死ぬほど怒られていたのを聞いていたはず。

彼らは努力もし、点数も上げ、数字と結果を残してきた生徒達。

でも、今日は駄目です。

育伸模試で、関東の塾が相手をしてくれるから頑張ろうと話をして、数学だけ全員に配ってやらせてみれば、

育伸11月号 数学(単科)

100点・100点・100点・96点・96点・96点・96点・92点・92点

84点・84点・80点・80点・76点・76点・72点・72点・72点・72点

68点・64点(2名風邪で欠席)

平均点 84.19点

 

中3生は、気抜けして受験しました。

だから1時間怒鳴られました。

君たちも聞いていましたよね?

努力しても駄目。数字が残らない努力は認めません。

 

中3生にはあきらかに驕りがありました。

新みやぎ模試で上位なんだからと言う嫌な驕りが。

麻布学院の生徒が、中3生にもなって84点平均では、あのぐらい起こられて当然なんです。

 

君たちは中1生の模試で平均84.8点。

新しく入塾して来た生徒たちが点数を獲れない事をわかっていて、保護者様から、怒って欲しいと言われるのは本当に情けない。

自分達が点数を獲らなければ、平均点で400点を割り込むと言う自覚がない証拠です。

今日は怒りましたが、あれは中3生のついでに怒ったのは解っているはずです。冬の模試で400点を割れば、私は保護者様が望むように本気で怒ります。

伝統を何だと思っている!

 

今まで14年間の先輩たち、上級生の中3生・中2生が守ってきた物を君たちはあっさり壊すんです。

それを私は覚悟しています。

ですが、君たちは怒られる覚悟もなしに、ダラけているのですか?

中間層の生徒の保護者だけではなく、上位層の保護者からも、下の層の保護者からも、怒って欲しいと言われたら情けない。

本当に情けない。

 

君たちは、今日の中3生の何倍も怒られる覚悟をしなさい。

伝統を壊すと言う事は、麻布学院を一度壊すことと同じ。

 

中3生も同じです。麻布学院は負けたことがない。

断言します。どこの塾からも文句は来ないはず。

塾平均で、模試で負けたことがない。

当たり前です。

人数を増やすことの前に、やる事があったので少人数で来ました。

大手塾は成績の高い生徒も、低い生徒も当たり前に多い。

でも、君たちは模試・実力・定期では結果を残して来ました。

1月には西大和学園の受験をする生徒もいる。

 

それなのに今日、君たちはあきらかに気抜けしていました。

それはいけない。

ここからのテストは全て受験だと思わなければ、本番で必ず罰が下ります。

今日は、徹底的に怒りましたが、怒られて何とかなるのは今だから。

受験で今日のように、計算で思い切り外す生徒は、合格など夢のまた夢。

 

私はいつも宣言しているはず。

校内1位・県内1位・仙台一高仙台二高の合格者。

このどれかでも欠けた瞬間に塾に残るつもりはありません。

 

今年の中3生は、全ての結果を出しました。

中2生は最高県内2位ですがほとんどが校内10位以内。校内1位は勿論います。

全員が仙台三高までの合格判定は出しています。

 

中1生に、校内1位の生徒は1人のみ。

塾内1位の生徒は模試で78点・100点・100点・100点・100点。

4教科100点でも県内10位。

麻布学院のトップである自覚を持って冬の模試に挑んで下さい。

これで麻布学院ですか?

いつも言っています。

私は覚悟が出来ています。

 

散りぬべき

時知りでこそ

人の世の

花も花なれ

人も人なれ

 

細川ガラシャという戦国時代の女性の辞世の句です。

辞世とは、死を前にして読む最後の句です。

私はこの句に運命を感じます。

花も花なれ

人も人なれ

 

塾生ならば、何故この句に私が運命を感じるか解るはず。

俳句の意味は、散っていく時を知っていてこそ、世の中で、花も花として惜しまれ、人も人として惜しまれる。

それが花の覚悟であり、人の覚悟である。

 

そんな意味です。

私も散るべき時が来れば、麻布学院の名を汚しません。

君たちは、塾開設以来、一番成績は低い。

やる気もないかもしれない。

ですが、伝統は重く感じてください。プライドは持ってください。

先輩たちが、泣きながら、毎日毎日守ってきた物を、笑いながら壊すのは赦しません。

綺麗ごとも、努力するふりも、悲しい表情も全ていらない。

数字の出ないその全てが嘘にしか見えません。

そして怒ってくださいという保護者様の言葉。

 

冬は本気で怒ります。

覚悟して、努力しよう。

努力した結果が400点を割るならば、受け入れよう。

負けたことがある人間は沢山いる。

負けのない人間は、世の中にいない。

私も負けたことはある。

ですが、麻布学院は負けたことがない。

新みやぎ模試で、負けるとすれば、初めての経験になります。

負けを知ることは悪くない。

全員が手を抜いてないのならば、それは次に繋がる。

でも、中1生。

君たちの愛想笑いと悲しい作り顔には飽きました。

その作った表情を、冬の模試で凍らせます。

どうせ負けるならば、全員が努力して、何かは残そう。

負けから一緒に学ぼう。

私も学ぶことになります。それは良いこと。

でも負け続けたくはない。

君たちだって負け続けは嫌なはず。

400点を割らないかもしれないじゃないか!

今から努力しよう。

伝統を守る学年に変ろう。

私はまだ諦めていませんよ。

覚悟はしているだけ。

それは、君たちだけにではなく、今年の受験でも来年の受験でも。

未来はわからない。

 

今年の中3生だって、あれだけ怒られるんです。

だから君たちを、真剣に次は怒ります。

真剣怒らせてほしい。

今日の中3生のように。

 

散りぬべき

時知りてこそ

人の世の

花も花なれ

人も人なれ

 

(場所)

バス 原町1丁目(目の前)

JR仙石線 陸前原ノ町駅下車 宮城野原駅下車 徒歩10分

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2019年11月20日