麻布学院は、ナンバースクールを受験する塾ではありません。
結果的にナンバースクールが多いだけで、仙台南であろうと向山であろうと、多賀城であろうと、仙台高校であろうと。
仙台高専や仙台工業であってもです。
しかしながら、仙台三高に行きたいといっている生徒が、仙台二高の合格判定を出してないならば合格は出来ません。
周囲の生徒と違う高校を言って、自分は違うと手を抜く理由になると困ります。
宮城一高といっていて、宮城一高に合格は出来ません。
宮城一高を選択する場合は、点数が高いが評定が3.4や3.5の場合など、7:3の受験比率の高校は、宮城一高や仙台一高・仙台三高・仙台二高です。
仙台東も7:3ですが、点数が高い生徒でその選択をする生徒は今のところおりません。
宮城一高も、仙台一高と仙台二高のランクが出ていて、尚且つ三高を受験するには評定面で難しいと、保護者や生徒が判断した場合です。
塾としては、特待生合格を私立高校で勝ち取り、それを元に保護者と生徒が受験する高校を決断してもらう立場です。
生徒の実力を精一杯引き出して、仙台工業の場合もあります。
しかし、5人の合格者のうち3名は受験首席。1名は生徒会長。
仙台南に合格した生徒のすべてが400点超え。
こういった合格の仕方ならば、喜ぶべきこと。
そもそも、生徒が合格すれば私は嬉しいですし。
何度も書きますが、麻布学院からナンバースクール以外の高校を受験した生徒の90%以上が合格しています。
数が少ないので、何か麻布学院はナンバースクール養成塾のように見られがちですが、仙台一高の合格判定まで、ほとんどの生徒を引き上げているので、一番近隣中学に近い仙台一高の合格者が多いだけです。
二女の時代は、二女も多かったのですが、共学化してからは、ほとんど受験者がおりませんので、その分、宮城一高が増えました。
宮城一高は現在、女子クラスを作って元の姿に戻ろうと懸命です。
うちの卒業生も沢山いますので、頑張ってもらいたい。
今日、中1生を怒りました。
模試の成績が300点以下の生徒の第一志望校が仙台二高。
その他も三高や宮城一高など。
それでは模試の意味がありません。
まずは、東をクリアし、三桜・宮城野普通をクリアし、仙台南・向山・館山をクリアすれば、仙台二高は見えてくる位置です。
それを、中2の秋までに仕上げなければ到底難しい。
1つ1つクリアしていってこその目標であり、最初からエベレストに挑む登山初心者はいません。
仙台二高は宮城県のエベレスト。
まずは、泉ヶ岳・蔵王・富士山と登山して、立山連峰に挑み、海外のマッターホルンやモンブラン、キリマンジャロなどをクリアして、やっとエベレストへ挑戦できるかどうかです。
まだまだ道は長い。
まだ私は中1生を信用していません。
点数を出してきたわけでもなく、自習している生徒は毎回同じ顔ぶれ。
早く来ても二階に来れず、一階にいた中1生が多数いましたが、コソコソしなければならない何かがあるからです。
4日間は休みだったのだから堂々としていれば良い。
自習に来ない代わりに、家では勉強していたのでしょうから。
それなのに、授業時間まで上がって来れないならば、上がってこれない理由があるものと私は思います。
定期テストで、この前は1名以外、悔しい思いをしたはず。
模試でも同じです。
それが普通だと思っているならば、君たちは仙台南にも合格は出来ません。
高校をなめるな。
仙台二高も仙台一高も努力の先にやっと見える高校です。
塾にいて、上級生たちと同じ雰囲気にいるからといって、自分達はまだ何も成し遂げていない事に気付くべきです。
今回の定期テストこそ、飛躍しないと。
いつまでもずるずると同じ位置にいる、結果的に最後まで頑張れない生徒になるだけです。
この2ヶ月間、中1生には厳しくして来ましたが、今日、休み明けの姿を見れば、情けないことに逆戻りです。
たった4日間、塾を離れただけで、あの緩みっぷりとコソコソっぷり。
勉強をしていたならば、必ず数字に出ますから。
コソコソする必要も無い。
定期テストの数字は正直です。
努力がそのまま点数になります。
今年の中2生が中1生の時の第1回新みやぎ模試の平均点が458.3点。
今年の中3生が中1生の時の第1回新みやぎ模試の平均点は465.4点
今年の中1生の第1回模試新みやぎ模試の結果は、平均412.3点。
結果は明らかです。
数字は嘘を言いません。
個人個人の学力差はあったとして、中間層の頑張りが平均点を押し上げるものです。
その努力量の差が、今の中1生と他の学年の差になっています。
今の高1生の第1回中1生新みやぎ模試の平均点は431.3点。
高2生は421.1点。
高3生は424.4点。
今の大学1年生の学年が401.4点
401.4点⇒424.4点⇒421.1点⇒431.3点⇒465.4点⇒458.3点
5ヵ年で仕事復帰後、塾を高いレベルに引き上げる努力をしてきました。
そして今年の中1生は412.3点。
これで、全員が全力であり、仙台南や向山志望なら、良くやったと褒めてあげたい点数ですが、過去の数年と比較すれば一目瞭然です。
ちなみに、この大学1年生は、最後まで人数が少なく、こじんまりとしていましたが、この後で、県内1位を3名出し、仙台二高にも4名の合格者を出した年になりました。
大学は、東京工業大学・東北大学(複数)・山形大学・東北学院大学・北京大学(海外)。
この模試の後から、怒られて必死で頑張った学年です。
過去は、20名以上を仙台一高・仙台二高・宮城一女・二女に複数年、送り出せていた塾です。
今年の中3生は23名。
20人以上のナンバースクール合格を目指しています。
合格判定は出ているのですが、評定が低い生徒が数人。
中2生は人数が少ないものの、平均点は一番高い。これから入塾してくれる生徒さんに集中して成績を上げれます。何人来てくれるかで、合格人数は変るでしょう。
この成績まで上がれば、中3生も中2生も全員がナンバースクールが見えています。
中1生た全員にこれを目指せとは言いません。
そこを目指しているのならば、定期テストは480点を獲って来るか、学年10位以内。人数の少ない学校は学年3位以内に入りなさいと言っているだけ。
目標ばかり高く、努力をしない生徒を私は信用しません。
定期テストは努力がそのまま点数に現れます。
目標は、480点と450点の生徒に分けました。
甘えてはいけません。
目標校を高く言い、模試で結果も出せなかったのならば、もっと定期テストに集中して下さい。
そうでないのならば、平気で仙台二高・仙台一高・仙台三高・宮城一高・仙台二華と模試の志望校1位に書くんじゃない。
私の仕事は、君たちをそこに引き上げる仕事ですが、本人が本気でも無いのに、1から作り直しをする気にはなれない。
中3生・中2生は頑張っていますから。手を抜くわけにはいかない。
今月を含めて、後4ヵ月後には中3生の私立受験です。
中1生の今日の所業には、少し投げやりになりそうになりました。
定期テストでは、自分達が努力した軌跡を残してください。
奇跡ではありません。軌跡です。
少しは私を本気にさせましょう。保護者が監督している跡も見て取れます。
ですが、最後は本人の気持ち。
休もうが、部活で中3生になった今でも遅くなろうが、数字が出せればそれで良し。言い訳にはなりません。
中1生も同じ。
数学は小学校の遅れが数字に出るかもしれません。
ですが、国語・社会・理科・英語は、同じタイミングで、同じ教科書でスタートしたはず。
その4教科で、学校の定期テストが低いのは、単なる努力不足。
450点で10位以内に入れないのならば、480点獲ればいい。
450点を目標にしたときも、君たちは無理だと顔をしましたが、ほとんどの生徒がクリアしました。
本当に仙台二高・仙台一高を目指しているならば、定期テストは私を見返すチャンスです。
パッとしない学年とまで言われ、中3生からは自分達の時と比較されて、上の学年は少人数で点数が高い。
君たちが本気で二高や一高を目指していると私は思えない。
その先の東北大学も医学部も今は論外です。
この定期テストで、内にも外にも君たちの努力を見せてください。
それを見せてから、仙台二高・仙台一高を目指しましょう。
今回の主役は中1生かもしれませんね。
努力努力努力です。
麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2019年9月3日
憤りと期待をこめて。