まずは謝罪してしかるべき案件。

 

塾というものは、いつも言うように数字と結果です。

保護者はそれを求めて塾と契約するのであって託児所契約をしている訳ではありません。

広い意味での江戸時代のような塾を目指すとしても、藩校はあくまでも現在の公立高校や公立中学のようなもので、儒学・朱子学という道徳心や武士道を中心とした学問を江戸幕府が奨励したから日本の教育の土台に道徳心は美徳という先入観があるだけです。

塾は経済産業省の管轄であり、文部科学省の管轄ではありません。

文部科学省でさえ、道徳の授業を一度は廃止し、現在復活はしましたが、それを江戸時代のように主軸に置くことはありません。

 

経済産業省管轄の塾ならば、それはもっと顕著です。

あくまでも保護者と塾の契約関係において成り立ち、契約の条件は数字であり結果です。

塾生が退塾するのであればそれは、契約の不履行があった場合か自分に人をひきつける力や知識、能力が欠けていたと反省すべき事案です。

胸を張って退塾した保護者や生徒を批判めいた言葉で、あたかも自分は契約を守ったと言う言い方をするのは社会人として、商売をする人間として勘違いをしていると思います。

麻布学院の場合、塾を辞めることになった生徒のことをブログで書くことはありません。

あったとすれば、大きな謝罪すべき事案があったときです。

辞めるとのお電話があった場合、麻布学院は一切の言い訳も後追いもしません。

きちんと謝罪をして塾側の至らなさを考え分析します。

毎日だから耐えられなかったとか、課題をやらなかったからとか、怒ったからとか。

全て言い訳です。

 

毎日であることを否定すれば麻布学院が成り立ちません。保護者はそれを知った上で契約をしてくれます。

それを理由に生徒が退塾したとすれば、数字や結果が比例していなかったか魅力的な授業が出来ていなかった証拠です。

反省すべき事案です。

 

塾や学校の課題やる生徒かやらない生徒かは入塾面談や1週間の体験授業で把握できるはずです。

その生徒の学力と評定に矛盾があったり、逆に評定と同じく低い学力であった場合、その生徒は始めから指導して本気で向きあわなければ変わらない生徒だと分る筈です。

保護者からもかならず情報は最初に頂いたはず。

そこを変えること込みで契約しています。

もし入塾後も課題をやらない、学校の宿題をやらないとすれば指導が徹底していない証拠であって契約を守っていない事になります。

反省すべき事案です。

 

生徒を怒ることは事前に伝えてあります。それを前提に保護者と契約していますし、麻布学院が一番怖いのは体験授業の初日です。

ですから契約に至ったとすれば、それに保護者が納得していただいたということですので、それを理由に退塾があった場合、生徒との人間関係の構築が上手くできていない、フォローが出来なかった、そもそも自分に生徒を惹きつける魅力やこの人から学びたいという教える能力に欠けていたのだと思います。

反省すべき事案です。

 

ですから麻布学院はどんな理由であれ、退塾があった場合は必ず謝罪しています。

何度も面談を求められるケースが稀にありますが、塾長である私が必ず代表として謝罪すべきは謝罪します。

 

麻布学院は毎日授業であり、中3生に至っては午後4時半~午後9時まで土日祝日なしです。

昨日も書きましたようにこの学習量でも東京や関西の塾と比較になりません。

生徒は大体午後10時にまで自習をし、お迎えの生徒は午後10時半がラストです。中3生のほとんどがこの時間までいます。

夏休みと冬休みは、自習や演習ではなくきちんと少数集団で講師を何人も用意し塾長2名も随時授業に入って朝10:30~夜8時まで授業です。

それでも生徒たちからは10時半まで自習を要求されるくらいです。

それに加えて生徒たちを何グループかに分け自宅学習のを生徒間で作成させ自習時間にお互いがこたえ合わせや教え合いを行っており、グループリーダーは学力が高いものである条件ですので県内1位~県内3位までの人間が担当しています。

学校1位や県内1位と毎日同じ課題、同じ学習量ですので大変だとは思いますがサボる生徒はおりません。

答えは一切渡しておりませんので自分で解く以外方法はありません。

それを夜中やろうが朝起きてやろうが、生徒のやりたいようにすれば良いと思います。

朝方朝方ともてはやされていますが、それを推進している文科省の役人が東大出身だとすれば鉄緑会の出身者も多いはず。

駿台予備校や灘、開成の生徒も多いはずです。

彼らの統計をとれば夜型が圧倒的なはずです。

何故なら、学校や塾の授業時間帯を考えて、朝に勉強する時間では付いていけない学習量だからです。

学校や塾の終わる時間が朝早く夜遅いのに、自宅学習の時間を朝だけまかなえません。

そもそもそれが本当であるならば、大きな実績と数字を残す朝のみの塾が存在するはずですが、聞いたことがありません。

朝のみで塾は成立しません。

1つの要素です。

生徒が朝やりたければやり、夜中やりたければやる。

生徒それぞれであり、課題をこなしているのであれば自ずと数字・結果は出ると断言します。断言です。

麻布学院の中3生で目標校の合格判定が複数の模試で出ない生徒はこの時期にはおりません。

学校の定期テストでもナンバースクール受験コースの生徒で240名の学校で40位ぐらいの生徒が一番下の成績です。

実力テストではもっと麻布学院の特徴が顕著に現れます。

 

今年の中3生は今年度25名。

退塾した生徒が今年度は2名。8%退塾率です。

10%未満です。

 

その2件には塾側に数字的な比があり、怒ることや課題を与えること、自習に講師を必ずつけること、3名以下の個別クラスにするなど対応はしましたが、それでもご納得して貰えなかったとすれば私の知識や認識、人間性の部分に問題があったと思います。

ですから生徒の責任にはいたしませんし、ブログには一言も書きません。

同じ条件で、吹奏楽部の全国大会出場者は、叱咤激励を繰り返し、今は模試の判定でAランクとA+ランクに成長しました。

新みやぎ模試でもAもしくはBランクとSランク。

信じて残っていただけたのでここまで持って来れました。

 

辞めた2名に対しては、私の説明不足や魅力的問題があったはずです。

昨日、常盤木に合格した生徒も、入塾時から生徒保護者ともに常盤木志望で、評定は3.0なく、それでも模試では多賀城高校までの点数を出しての私立専願ですから私は何も言いません。

入塾時、掛け算と分数・少数が全く出来なかった生徒です。

怒り続けて冷たい態度をして来ましたが私立専願であれば不合格は有り得ません。

麻布学院で過去、私立専願の生徒が不合格になったケースは1度たりともありません。

学習障害を宣告された生徒も、不登校で学校に通っていなかった生徒も含めてです。

私立専願でなくとも遅刻100回、欠席100日の生徒を宮城一高に合格させましたし、これを中3生で大きく上回る遅刻数と欠席数の生徒は聖和特進で特待生合格し、北里大に進学しました。

一番の誇りは中1生で登校できなくなり麻布学院に2年生から入塾した生徒を必死に励まし続け登校できるようになり、仙台一高に進学し東北大学に合格、ずっと講師をやってくっれて、自分の経験を生徒に隠すことなく話をし、何人もの生徒に希望を与えて卒業しました。

 

麻布学院は契約をしたからには投げ出しません。

忠実にその契約を守るべく行動します。

その過程で信用されなくなったとすれば全て私の責任です。

保護者や生徒の要望に全て応える訳ではありません。

無理なことはあります。

でもそれは契約時に必ずきちんと無理であると伝えてあります。

数字については無理と言いません。

 

生徒が辞めてしまうこと、生徒と保護者に提案を拒否されてしまうことがあるとすれば代表である私の責任です。

契約とはそういう物であり、後からつける条件や最初から逃げ道を残す条件はフェアではありません。

ましてそれを生徒や保護者のせいにするのは自分の恥をさらにさらす愚かな行為です。

 

麻布学院は退塾者に必ず謝罪します。生徒にも保護者にも。

そしてもしもう一度復帰するのであれば歓迎します。

また一から頑張りましょう。

私は必ず道を戻します。

 

麻布学院普段着のブログです。

こちらは私自身や生徒の日常を綴っています。

お暇ならどうぞ。

https://ameblo.jp/azabugakuin/

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2018年1月8日