欲しいものが待っています。

 

麻布学院には毎年何人もの体験入塾の生徒が来ます。

体験初日は必ずその学年の在籍生徒と点数の出る同じ問題で競います。恒例の行事みたいなものです。

今年はかなりの体験入塾者がおり、1名自宅が遠いために入塾に至らなかった生徒さんが100点をたたき出し、麻布学院の生徒もほとんどが100点だったのですが95点の生徒2名、90点の生徒が2名負けてしまいました。

その時以外の全てにおいて塾生が体験入塾の生徒を上回っています。

毎回このようなことをしているのは、塾生にプライドを持たせることと、体験入塾の生徒さんに麻布学院の数字に対する執念を見てもらうために行っています。

使用する問題が模試レベルですので大抵体験の生徒さんは40点~75点の間ぐらいになるのが普通です。

体験の生徒さんが80点を上回るような問題では、麻布学院の生徒は90点を全員が上回ります。

 

その後に志望校を聞いてみると体験の生徒さんは必ず口ごもります。

自信を失っているんです。

そんな生徒さんたちの全てが中1生の最初の時期、夢や志望校があったはずなんです。

保護者も麻布学院に問い合わせを頂くような方は熱心な方が多いんです。

生徒、保護者ともに夢を見ていたはずなんです。

それが定期テスト・評定・定期テスト・評定と繰り返すうちに夢が遠くなり、保護者も自信を失い、生徒はプライドと夢を失いかけて、ついにはやっているふりが出来る生徒になってしまいます。

保護者も自分の子供がやっているのではなくやっているふりなのではないかと薄々気が付いていても、それを指摘することが怖くなる物です。

一生懸命にやっているのに成績が上がらないと生徒、保護者ともに思うようになるとそのままの環境では成績は上がらなくなります。

 

そういう状態の生徒さんが麻布学院には沢山来ます。

今回の定期テストで学校の5位になった生徒もそういう生徒でした。

塾の初日のテストで40点台。

他の塾生は90点を超えている。

それでも頑張っている自分に慣れてしまっていて泣くことも出来ませんでした。

それから毎日毎日、私に結果と数字の出ない努力は努力ではないと言われ続けて半年、300点台前半だった定期テストの点数が478点になっていました。

これでやっとこの子は努力する生徒になれたんだとしみじみ思い感傷をおぼえました。

 

夢を口ごもらせる状態まで放っておいてはいけないんです。

中1生の最初に思い描いていた生徒の未来に誰もが協力しながら戻してあげないといけないんです。

勉強しているふりに気づいていてそれを演じているのはいけないことなんです。

努力をすれば必ずある一定の成績にはなります。

模試で言えば宮城一高の合格判定B。麻布学院の生徒は毎年、公立高校受験コースの数名以外は全員到達します。

公立高校受験コースの生徒たちも、例え入塾時に5教科100点台だったとしても多賀城高校Bランクまでは必ず持ってきます。

その上で、志望校の仙台工業などを受験します。

仙台工業に送り出した生徒は14年間で4名しかいませんが、4名中3名が首席合格で残りの1名も生徒会長になりました。

麻布学院はどんな志望校だろうと生徒の資質がどうだろうと誰一人手を抜きません。

 

生徒も保護者も口ごもるようになった夢や未来を取り戻すために麻布学院は全力を出します。

成績で泣き笑いし努力を惜しまない生徒の中に入ればそれがいつか当たり前の風景となり、自分自身もそうなって行く。

麻布学院は誰もが変われる場所と仲間を提供します。

 

数字と結果は必ず自信に繋がります。

逆にそれのない自信や努力は夢と希望を遠ざけてしまいます。

やっても出来ない・・・・

そう生徒と保護者が思った瞬間、麻布学院を思い出してください。

その時はお役に立てると思います。

努力が普通の数字で泣き笑い出来る仲間と、未来を信じて疑いもしない講師が待っています。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2018年12月4日