上位校の見えない障害。

 

麻布学院の生徒は、大半がナンバースクールと高専を受験します。

ですが、毎年ある高校だけ結果がおかしく出てしまうのです。

それが仙台一高。

 

昨年は、新みやぎ模試で県内1位を獲得した生徒が2名。

1名は仙台二高。1名は仙台一高。

レベルは同レベル。

受験の点数開示を見ると仙台二高の生徒は471点で合格。

片方の仙台一高を受験した生徒は440点弱で合格。

県内3位獲得の生徒も440弱で合格。

この3人はこれだけ差がつくような学力の差はありあせん。

さらに仙台一高に合格した生徒の最低点は421点。

この生徒も県内100位以内を獲得している生徒。

そしてさらに不思議なのが、宮城一高を受験し合格した生徒の2名は420点を超えていました。

仙台一高を受験した生徒と比較すれば、同等の成績になるのはデータ的にかなり難しいと思います。

さらに自己採点で420点を超えていた生徒の開示された点数は400点前後。

この生徒も、宮城県100位以内をキープしており、中学の定期テスト1位獲得者です。

 

つまり何が言いたいかと言えば、仙台一高の採点基準は他校と比較して厳しすぎるぐらい厳しいということです。

これが1年だけのものであれば良いのですが毎年同じ結果が出ます。

仙台一高合格者よりも仙台南、三桜合格者が440点をこえていて上になった年もあります。

 

こういった不可思議なデータが毎年あると、今年の大学受験で国公立現役合格では仙台一高よりも上位になった仙台三高の方が安定して合格できる気がします。

麻布学院の生徒の大半が仙台育英東大選抜、ウルスラtype1、東北創進S特待、聖和特進特待になるので、全員が勝負をかける塾なのですが、あえて特待を蹴って東北学院を選択するご家庭もあります。

きちんと私立で結果を残し、後方の憂いをなくしてから本命の公立高校をそのまま受験します。

 

ただ、今年は面談で仙台三高の話もしたいと思います。

麻布学院は、代々仙台三高の数が少ない塾です。

仙台三高を受験するならば仙台一高でそのままと考えてきました。

ただ、この採点の矛盾に泣いた生徒達が何名もいるので、私も少し仙台一高の採点に懐疑的になっています。

厳しく採点するあまり、公立受験問題の平均点が上がっているのと相まって、受験生に差が出来ず、学力があっても評定で逆転不可能な状況がある気がしてなりません。

明後日からは面談です。

まだ話す内容と資料を作成している最中です。

将来京大を目指している生徒と医学部を目指している生徒には、西大和学園や函館ラ・サールなどの療完備で仙台受験会場が設けられる私立高校も薦めてみるつもりです。

悩むのが、偏差値66ぐらいで評定170点台の女子。

この子たちを三高にするべきではないかと少し悩んでいます。

一高の採点基準で偏差値66が出るのかどうか・・・・

新みやぎ模試でも宮城ぜんけん模試でもランクは出ているのですが・・・・

昨日も午前中から生徒が自習にたくさん来ていました。

今日ももうすぐ来るでしょうから準備をします。

少し仮眠してまた資料つくり頑張ります。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2018年11月4日