麻布学院はどうしても、勉強ばかりの塾だと思われがちですが、生徒会長や生徒会副会長をやっている生徒を含め、かなりの数の生徒会役員がいます。
学年委員も相当数いますし、学年委員長も何名かいます。
今の時期、合唱コンクールの最中ですが、指揮者だけで8名、伴奏者が3名。
先日行われた近隣中学校の合唱コンクールでは、2学年で指揮者賞を受賞しました。
こと委員会や文化面において、成績の良い生徒に表舞台が用意される傾向が中学生や小学生にあるのはいつの時代でもそうです。
何故なら、学力の高い生徒は勉強だけではなく、学校に貢献する活動を積極的にするべきだという風潮が日本にあるからです。
そういった生徒たちは、部活での活躍も期待されがちです。
学年委員長と生徒会長をしている中3生は全て中総体で県大会に進出しています。
何か1つのことに突出することによって、その生徒に光が当たり、それによりさらなる他のことへの期待が寄せられる。
それが日本の仕組みですし、悪いことだとは思いません。
そこで遅れた分の学習は、塾が何とかしなければならないと覚悟はしていますし、部活で全国大会に出場した生徒たちは全員、仙台二高と仙台一高に合格させてきました。
15年間で野球とサッカーの日本代表も2人いましたが、どちらとも仙台一高に合格しました。
世の中には勉強ばかり出来ても仕方ないという風潮はあります。
しかしながら、日本の社会は勉強が出来ない生徒に光が当たりにくい構造であるのも事実です。
運動能力にたけプロ選手になったり、教員になったりした方もいるかもしれません。
しかし、その数は年間、何人いるのでしょう?
しかも、教員採用試験では勉強が必要です。
部活のみに集中していた生徒が合格できるでしょうか?
有名大学の運動系部活出身者は、就職をOBに斡旋されるという現実もありますが、そういった考え方には必ず日大アメフット部のような監督や学校関係者、上級生やOBに絶対服従の関係が少なからずあるはずです。
学力というものは、本人の努力である程度向上するものです。
指導者に恵まれれば、さらなる向上が見込めます。
学力が上がった瞬間から光を浴び始める生徒たちを今まで何人も見てきました。
要は自信が周囲に与える影響が大きいということでしょう。
麻布学院は、生徒がやりたいと思うことを引き止めたりはしません。
しかし、それを言い訳に成績を落とすのは認めません。
周囲の期待に応えられる人間はいつの時代も光の影で努力をしている人間です。
麻布学院の生徒たちはそれを理解している者が大半です。
麻布学院には言い訳が存在しません。
言い訳をしても誰も認めません。
麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2018年7月13日