今週は中総体がある週です。
もうすぐ定期テストもありますので、生徒にとって気持ちが分散されてしまい学力に大きな差が開く時期でもあります。
この5月6月でいかに気持ちを引き締めるかによって、受験の合否に大きく影響を及ぼすと言っても過言ではありません。
要は切り替えが大切。
学校生活においては中総体モードでも良いと思いますし、授業中は定期テストに集中すべきです。
麻布学院も、現在の時期は定期テストに集中し対策授業を行っています。
しかし、この大きな2つのイベントが過ぎると、中3生は受験一色の時期が来ます。
ここで、中総体や定期テストで燃え尽きたような状態になってしまうと、大切な夏期講習までその気持ちを継続しかねないという悪影響が出てしまいます。
中3生の夏から塾に通えば良いと考えている生徒さんの合格率が低いのもこれが原因です。
夏前に入塾している生徒は気持ちの切り替えの重要性をしつこく何度も聞かされています。
ですが、夏から入塾した生徒は、気持ちの面でまだ浮ついた状態です。
中3生から塾に通う生徒が多い地域では、進学先が私立高校と公立高校の比が5:5に近くなります。
つまり半分近くが私立高校に進学しているのです。
そういった中学の場合、評定が低めの男子生徒は、約6割~7割弱が私立に進学している状況です。
公立高校の進学先を見ても、6割が偏差値52以下の高校に進学しているなどという中学はざらにあります。
気持ちの切り替えが上手くいかないので、こういった事態に陥るのです。
麻布学院の周辺中学の多くがこの状態です。
自分の子供は違うと思っているとあっと言う間に差が開きます。
塾に入塾するとすれば、この時期が中3生にとって最後のチャンスであると私は思います。
麻布学院も、夏期講習前に中3生の募集を完全に締め切ります。
定期テストの結果が出てからとか、中総体が終わってからとか。
そんな考えが通用する程、今の受験は甘くありません。
各中学の昨年の進学先実績を良く見て下さい。
それほど甘くないのがわかると思います。
麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2018年6月6日