今年の受験。

 

今年の受験生は、麻布学院14年間の歴史の中で一番大変でした。

2年生になる時点では10名に満たず、例年よりも遅く入塾してくれた生徒達が半数いました。

その生徒達にも助けられ、なんとか中3生で入塾してくれた生徒達を含めて20名に達しました。

近隣中学に通う生徒が14年間で1番少なく、上杉山中、附属中、南小泉中、田子中、そして北海道の中学の生徒が冬に合流して20名。

結果は20名中14名の合格。

合格率は70%です。

麻布学院は、私立専願の生徒がいない塾です。

全員が私立入試で仙台育英東大選抜やウルスラtype1,東北創進などの特待生合格、関東私立合格、東北学院などの私立上位校合格を自力で勝ち取り、第一志望校に挑む塾です。

今年も全員が評定にとらわれず第一志望校に挑みました。

合格者14名のうちナンバーと高専合格者は11名。

78.5%の合格率でした。

 

近隣中のナンバー受験者は10名。

仙台一高と仙台二高の受験者は3名全員合格でした。

近隣中の生徒が例年よりも少なかったため、わずか3名の受験でしたが、本当に努力をしました。

宮城一高を含めた近隣中のナンバー受験者は10名。

そのうち合格者は8名。

80%の合格率でした。

 

今年は、土浦第一や芝浦工大柏を含む関東私立3校合格など、関東の高校に挑んだ生徒も合格を勝ち取りました。

 

しかしながら、6名の生徒を合格に導くことが出来ませんでした。

そのほとんどが志望校決定の大切な時期に、私が入院してしまい、面談できずご迷惑をおかけしたご家庭でした。

我が身の不甲斐なさに、断腸の思いです。

あの時、自分がもう少し我慢できていれば、もう少し自分の体の変調に敏感であればと後悔が尽きません。

 

今年の中3生は、入塾当初の成績は低くとも、努力で成績を上げて例年に負けない結果を残してくれた学年です。

全ては私の不甲斐なさが招いてしまった結果です。

生徒達の努力は、胸を張って素晴らしいものでした。

彼らを誇りに思います。

 

過去14年間、近隣中学の仙台一高と仙台二高の合格者数で初めて1つの大手塾に負けてしまいました。

悔しくとも現実です。

麻布学院は、また一から出直します。

過去に23名をナンバースクールに送った年や、19名をトップ校に送った年を超える合格者を出せるよう、次の受験に全身全霊をかけて、邁進するつもりです。

 

6名の生徒と保護者様には、お詫びのしようもありません。

麻布学院は、公立入試で合格させることが出来なかった生徒は高校3年間、無制限で無料です。

大学入試のお役にたてる事がありましたら遠慮なく相談して下さい。

 

明日も、結果にとらわれず、全員が塾に来ると思います。

私も辛い顔を今日で生徒の前ではしないよう、明け方まで唇を噛みしめながら自分の不甲斐なさを痛感したまま反省し、塾ではいつもの自信満々な私に戻れるよう努力します。

今年の受験生には、私の体調で本当に迷惑をかけてしまい申し訳ありませんでした。

本当に申し訳ありませんでした。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2018年3月15日