全員揃う。

 

今日も冬期講習です。

昨日参加出来なかった、冬期講習から合流予定の中3生も今日塾に来ましたので、全員揃いました。

今年は中3生は、塾開校14年間で初年度に次いで学力が安定しません。

しかし、新みやぎ模試県内1位も2名在籍していますし、宮城ぜんけん模試では県内1位を連続で獲得しています。

宮城野中の校内1位や南小泉中の校内1位も在籍しています。

中1生から在籍していた生徒が極端に少ない学年なので、知識が薄い部分は否めませんが、学力が安定さえしてくれれば、この冬期講習で一気に爆発する可能性を秘めています。

誰一人、志望校を諦める生徒もいません。

全員、志望校の合格ランクは模試で出しています。

評定をカバーできるだけの学力を身につけて、Aランク・Sランクで受験を迎えられるように、塾側も気合いをいれます。

生徒や保護者が志望校を下げたとしても、それは仕方が無いこと。

高校の費用を出すのは塾ではなく、保護者ですから。

合格確率が高い高校を目指すのも悪いことではありません。

 

生徒や保護者がそのように選択した場合、責められる人間がいたとすれば塾で指導方針やデータをまとめている私です。

生徒や保護者が、受験寸前に志望校を諦めてしまう成績にしか出来なかったということですから。

塾の費用は、保護者との契約です。

志望校の学力まで引き上げることを前提に頂いているものです。

生徒や保護者に否はありません。

しかし私には大きな否があったということになるでしょう。

 

我々塾関係者は、学校の先生とは違います。

お金を頂いている商売人、つまりは「塾屋」です。

塾屋は聖職者である「先生」ではありません。

ですから、学校の先生のように第三者の目で志望校を変える生徒を見守ることは不適格です。

自分の責任を痛感しなければなりません。

 

塾に株や先物取引のように、損失を前提として入塾する生徒も保護者もいないはずです。

少なくとも志望校に合格できる学力にはしてほしいと思って来てくれたはずなのです。

そこに全員を引き上げれないとすれば、長である私に否があります。

 

我々塾経営者は、「先生」ではないのです。

「塾屋」なのです。

塾屋の売りは数字と結果。

志望校を下げるという結果を保護者や生徒が選択したとすれば、尊重はしますが自分の責任まで忘れようとは思いません。

その場合、明らかに何かのミスが存在したはずです。

そのミスを放置したまま、達観してしまえば多分、麻布学院は麻布学院と似ても似つかない塾に成り下がるでしょう。

毎年、麻布学院は仙台一高、仙台二高合格者を複数出せています。

最高のときは、1年間に20名以上をトップ校合格させたこともあります。

そんな年でも、浮かれずにミスを徹底的に調べ上げた結果が今に繋がっています。

 

生徒が志望校を諦めたとすれば、それは尊重すべきこと。

 

生徒を諦めさせてしまった自分の責任は徹底的に追求すべきこと。

「塾屋」にとっては当たり前の姿勢だと思います。

 

生徒や保護者が第一志望校を下げたとすればそれは選択。

生徒が志望校を下げたとすれば、その状況を作った私の罪。

 

今年の中3生も、私立受験でしっかりと結果を出し、全員が志望校を受験できるように力を尽くします。

必ずその学力まで引き上げて見せます。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年12月24日