今年の受験生。

 

今年の受験生は、昨年と比較して気持ちの面でスタートが遅れました。

現時点の成績で言えば、模試の結果を見てもまずまずとは言えるのですが、1人1人の成績が安定していません。

麻布学院は模試の点数で毎回席替えをするのですが、1列目2列目3列目で毎入れ替わる生徒が出てしまいます。

1列5人の教室なので、2列目から3列目に上下する可能性は毎年あるのですが、中3生のこの時期に1列目の生徒が3列目に落ちるということは例年ありませんでした。

学力が定まっている生徒が今ここに至っても少ないという現実だと思います。

点数だけを見れば、悪くはありません。

しかし、大きな不安はぬぐえません。

学校登校前の朝6時や7時に男子生徒が塾に来て勉強会を開いているのは毎年なのですが、今年は女子が多い学年ですので、上位校を目指す女子は小さな集団または個人になりがちです。

ですから、朝に勉強会を実施する男子と比較して、女子は毎年成績を伸ばすスピードが遅れます。

自宅学習でどれだけ意思を強く持ち勉強が出来るかだと思います。

 

11月は定期テストもありますし、評定が上がる可能性は多分にあるので学校の勉強はきちんと学校で、受験勉強はきちんと放課後の時間帯で切り替えることも大切です。

麻布学院は、朝4時に塾を開けろと事前に言われれば準備しますし、毎朝来たいと言われれば準備を毎年しています。

生徒たちが学習の場を求めるのであれば、14年間、全ての要望に対応して来ました。

個人塾は柔軟に対応できる身軽さで、大手塾に対抗できるのです。

しかし、あくまでも自主的な要望に対してです。

授業後の自習も、朝の学習会も強要するものではありません。

あくまで自主性に任せます。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年10月23日