夏期講習で忙しい時期ですが、毎日の成績管理データ更新は欠かせません。
このデータをどう作成しているかは公開できませんが、生徒1人1人の志望校合格の数値を逆算で計算しています。
それに合わせて授業内容を変更したり、3人以内の個別授業で対応したりいろいろと改善をします。
私は元来、融通のきかない性格なので、生徒や保護者が最初に目標とした志望校に対して忠実に計算します。
逆算して、それが厳しいと思った場合も、改善に改善を重ねてデータを組み上げます。
真剣に生徒と向き合うことで、第一志望にどうしても届かない場合でも、私立高校の受験においてはほとんどの生徒たちが私立で特待生合格を果たしています。
(私立高校入試)
仙台育英特進 受験者20名 合格20名(特待生合格18名)
東北学院 受験者7名 合格7名
ウルスラ学院特志type1 受験者4名 合格4名
尚絅学院特進 受験者4名 合格2名
尚絅学院文理進学 合格2名
聖和学園特進 受験者3名 合格3名(特待生合格3名)
聖和学園総進 受験者1名 合格1名
常盤木学園リバティー 受験者1名 合格1名
東北高校創進 受験者8名 合格7名(特待生合格6名)
宮城学院アドバンスト 受験者2名 合格2名
東北学院榴ヶ岡 受験者1名 合格1名
東北高校文理 受験者1名 合格1名
関東私立 受験者1名 合格1名(特待生合格1名)
今年の受験結果を見てもわかるように、私立特待生合格の割合は、どこの塾にも引けをとらないと思います。
私立特待生合格+2つの模試の合格判定+管理データの目標達成で第一志望校を受験する生徒がほとんどです。
それでも受験は甘いものではありません。
13年間データベースを更新いても更新しても、合格できる可能性が高いと判断した生徒たちが合格できない事態が毎年おこります。
受験本番での体調や緊張度、倍率などの不確定要素もあるのかもしれませんが、管理ベースに不備があるというのが自然でしょう。
毎年、私立高校の特待生合格までは管理データにそう形で結果が出ています。
その原因を学校評定であると結論づけるのは、生徒の性格や学校に責任を転嫁するようで納得できません。
現に、今年も昨年も、評定3.9や4.0の生徒(評定合計150点台)の生徒が仙台一高と仙台二高に3名も合格しています。
しかしながら、麻布学院の生徒たちは実力テストや模試に比べて定期テストへの意識が低い可能性も管理データに加味することにしました。
その加味した結果が、中1生の定期テスト450点プロジェクトです。
MG中 2位 3位 3位 5位 8位
H中 2位(生徒数1名)
K中 1位(生徒数1名)
G中 6位(生徒数1名)
T中 1位 7位(生徒数3名)
M中 1位(生徒数1名)
490点~ 1名
479点~489点 6名
469点~479点 2名
459点~469点 5名
449点~459点 3名
429点~439点 1名
390点~400点 3名
以上のような結果となりました。
プロジェクトの成果が出た形となっています。
中3生においてもMG中1位とM中1位を生徒たちが獲得してくれました。
塾として、生徒の学校の評定に貢献できることは、点数をとってもらうように努力することのみです。
中2生は、新みやぎ模試や宮城ぜんけん模試で、県内好成績を抱いている生徒が多数います。
受験向きな性格の生徒が多いので、データが反映しやすいです。
定期テストでもう少し頑張ってもらいたいのですが・・・
結果だけ見れば、この成績管理データの信ぴょう性を信じても良い頃合いなのかもしれませんが・・・
自分自身がまだ納得できる物になっていない気がします。
生徒の個人差の部分や不確定要素については毎日の更新でカバーできますが、もとのデータベースに少しでも不安要素があれば大変です。
今年の受験生及び、全ての塾生の成績向上のため、大鉈を振るう時期なのかもしれません。
受験とは日々変わる情勢の申し子。
制度も変われば環境も変わります。
積み上げてきたデータを過信することなく、夏季休業の間に、データベースの徹底分析を行いたいと思います。
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番の不安要素は塾長である自分の過信だと私は思っています。
過信せず、日々の研鑽を欠かさずに。
1分1秒を無駄にすることなく管理データベースの改善に努めます。
麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2017年8月2日