授業中と普段の切り替え。

 

麻布学院は、怖い塾、厳しい塾だと言われています。

しかし、通っている生徒の一部を除けば、こんな返答が返ってくるでしょう。

「怖くないよ。」

 

授業中の私は、常に厳しい態度で生徒に接しています。授業は我々塾屋にとって真剣勝負の場。

そこに何か私情や遊びが入ってはなりません。

授業内容のコミュニケーションはあっても、生徒との無駄話や、話題作りのためのコミュニケーションはいりません。

授業とは、その内容で生徒の気持ちを引き込む場であり、それが出来ず、安易な笑い話などを授業に挟む塾屋は、お笑い芸人に転職したほうが、余程活躍の場があると思います。

塾屋にとって、授業は戦場。

妥協の余地は一切ありません。

そんなときの私は、確かに怖く厳しいのでしょう。

 

しかし、授業が終わった途端、まるで別人の如く、本来の自分に戻ります。そこからが生徒とのコミュニケーションの場。

塾内に設置したダーツで遊んだり、笑い話に興じたり、生徒の悩みを個人的に聞いたり。

時には、人として許せない行為をした生徒については、保護者の了解を得て、本気で真剣に指導したり。

 

麻布学院は、授業中とその他の時間の切り替えが、素晴らしく出来ている塾なんです。

ですから、退塾する生徒も、授業中の厳しさがありながら、他塾と比べても、少ないのです。

昨今、授業中とその他の時間の切り替えが出来ていない塾が多々見受けられます。上位クラスだけが真剣で、その他のクラスはコミュニケーション重視。

そんな塾から比べたら、麻布学院は厳しいかもしれませんが、それだけ受験結果に責任を持つ覚悟があるからです。

麻布学院では、受験の結果によっては、高校3年間、通塾は無料です。

3年間、何度通っても、料金は頂きません。

塾屋の責任だからです。

 

麻布学院は、授業中とそれ以外の時間の切り替えがはっきりしています。それを厳しいと言われるならば、受験結果の責任を持てない、塾屋とは程遠いコミュニケーション屋になってしまうと思うのです。

ですから開校以来方針は変えません。

悪い事をすれば本気で怒り、授業中は厳しく、それ以外は笑ったり悩みを聞いたり。

そんな塾が麻布学院です。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2016年10月4日