昨日は、1年生の授業に入りました。
中学1年生という位置は、今の時期が大切。
まだ、小学生意識からの切り替えも、完璧にできている訳ではないので、明確に中学生と小学生の違いを、教えこまないといけません。
「英語」「社会」「理科」は、小学生時代とは切り離され、全員スタートラインは同じ。
「数学」は、計算の得手不得手があるので、スタート部分は、計算の連続です。
ここで、計算を鍛えないと、中学3年間、計算で苦しみます。
本来、このスタートの時期、きちんと学習ができているならば、大きな差は生まれません。
ですから、過去、麻布学院に中学1年生から通った生徒のほとんどが、ナンバースクール及び、それに準ずる私立特進系の高校に進学しています。
つまり、麻布学院では、生徒の小学生時代の成績やイメージ、生活態度や学習意欲は何の考慮にもいれず、スタートを全員同じ位置から指導します。
その結果が受験に反映しています。
このスタート部分で一番大切な事が、意識改革と目標設定。
教えることよりも、将来の目標校を自分でイメージさせることや、その目標校合格に向けて、何をしなければならないかを、真剣に伝えることが大切なのです。
この時期に、将来像を完璧にイメージできた生徒は、小学校の成績にとらわれず、約9割が一高、二高に進学しています。
いかに今の時期が大切かがわかると思います。
大げさな話ではなく、この時期に「一高」「二高」を強く意識した生徒は、今まで、9割強の生徒が合格しているからです。
麻布学院に、今の時期から入塾する意味は、このスタートです。
他塾に絶対負けないスタートの上手さに合格の秘訣があるのです。
昨日も、この意識改革と目標設定に時間をかけました。
麻布学院は、小学生時代の成績で、生徒を区別はしません。
目標に対する本気度と、行動で判断します。
そこの部分は、麻布学院独自の考え方だと思います。
今年のナンバー合格者には、分数の計算が中学校1年生までできなかった生徒もいます。
「長男」という漢字の読みを「ながお」と書いた生徒もいます。
麻布学院は、小学校の成績にとらわれません。
たった6年間の生徒の人生を基準にして、生徒の未来まで判断することは、おかしな話です。
塾屋が、たった6年間の成績で、子供の未来を区別するなんて、おこがましいと思いませんか?
ですからスタートで、区別などしません。
「意識改革と目標意識。」
この2つがあれば、今の成績にこだわる必要がないんです。