嘘をつくこと。

 

今は小学生の時間帯。

もう1人の塾長が小学生を怒ってます。

真剣に怒っていますので、かなり迫力があります。

小学生の授業は任せていますのでとめる気にはなりませんし、嘘はいけないことです。

「嘘つきは泥棒のはじまり」

我々も子供の頃に何度もきいたことわざです。

 

嘘をつくということは人からの信用を裏切ること。

嘘をつくということは人からの信用を失うこと。

嘘には良い嘘もあると言いますが、嘘の9割は悪い嘘です。

一瞬人は騙せるかもしれません。

しかし、その嘘はいずればれるもの。ばれないようにするためまた嘘を重ねて、1つの嘘が10・20・100とどんどんどんどん雪だるまのように大きな嘘になるものです。

商売において嘘や誇大な表現は罰せられてしかるべきことです。

 

私はできるだけ正直に生きたいと思ってはいますが、自分を良く見せたい、塾を良く見せたいという感情はやっぱりあります。

ブログを始める上で私が一番重視したことは、できるだけ嘘や誇大な表現をしないこと。

その答えが数字と結果、そして実績を中心にブログを構成し、数字と結果は偽ることなく、何人もの目で確認した上でブログに公表しています。

麻布学院の生徒たちは、お互いが点数を知っていますし、席順もテスト結果です。

模試運営会社に問い合わせれば、点数までは教えてくれないでしょうが、麻布学院がどのような成績かは教えてくれるでしょう。

商売に直結するブログに、嘘は書くべきではありません。

誇大な表現も当たり前のこと書くべきではありません。

 

麻布学院はちっぽけな個人塾です。

それでもプライドはあります。嘘を書いてまで生徒を集めたいとは思いませんし、自分を大きく見せる必要もありません。

 

そんなことを書いている私ですが、1日に人間は10以上の嘘をついているんです。

誰に対してか?

それは自分に対してです。

「明日は早く起きよう」「今日はここを掃除しよう」

「今日は怒らずにいよう」

自分に対して様々な約束を人間はしています。

その約束を裏切れば、自分に対して嘘をついたことになります。

大人になればなる程に自分を嫌いになってしまう人が増えるのは自分についた嘘が積み重なって自分に対する期待と信用を失ってしまうからだと思います。

私も自分自身が好きではありません。

何万回自分を裏切る嘘をついてきたかわかりません。

仕事をしていれば言いたい事を飲み込まなければならない場面も多々あります。

それは世の中を潤滑にするのに必要な嘘です。

しかし、その嘘も自分を嫌う大きな要素です。

 

そんな自分を少しでも好きになる努力。

それが数字と結果の積み重ねでした。

保護者・生徒との約束を守り、結果を出すことで自分を少しだけ年々好きになっている気がします。

数字も結果も残酷なまでに正直です。

誤魔化せるのかもしれませんが、そんなことをすれば他人の信用、そして自分自身に対する信用を大きく失います。

抽象的に良い言葉や耳障りの良いことを言いたい、書きたいと思うことがありますが、そこには少しだけ感情と言う嘘が入る可能性はあります。

 

勉強も同じです。

「今日はここまでやろう」

「今日はこれを覚えよう」

「今度の試験は頑張ろう」

そんな自分に対する期待を裏切るたびに自分に対する信用がなくなります。

「ここまででいいか」

「覚えられるとこだけでいいか」

「このぐらいやればいいか」

 

言い訳という嘘が重なると自分を大嫌いになるものです。

 

保護者も同じだと思います。

「何とかしないと子供の夢が叶わなくなる」

「この点数ではまずい」

「無理にでも塾を変えるべき」

そんなことを思っていても、

「元々無理なことだった」

「自分の子供はこのぐらいの点数なんだ」

「喧嘩をしてヘソを曲げられるよりはこのままで良い」

 

そんな年月を重ねているうちに受験は来てしまいます。

生徒さんも保護者様も自分のやれることは全て出来ましたか?

中2生・中1生は自分に嘘をつき続けて過ごしていませんか?

 

私は受験が嘘を裁く審判の場所だと思っています。

ですから私は生徒や保護者の足を引っ張ることのない、数字と結果にこだわります。

麻布学院のほとんどの生徒が努力をするという自分との約束を守っています。

保護者様も、毎日22:30にお迎えなどで協力を惜しまず、自分達が苦労をして働いた対価を塾にお支払いしてもらっています。

麻布学院の過去の実績は、全ての人間の正直な気持ちが造ってくれた成果です。

 

これからも麻布学院は数字と結果、実績にこだわる塾でありたいと思います。

自分にも他人にも数字は正直です。

心は見えなくとも数字は見えるものです。

 

結果が悪ければ代表のわたしの責任。

結果が良ければ生徒と保護者の努力とサポート。

 

私が数字に拘るのは少しでも自分を信用して好きになりたいからです。

生徒も同じ。

最初は嫌々でも、結果が出れば自分の数字と結果にプライドや悔しさを持つことが出来ます。

保護者様も、結果が出れば、わが子が幼い頃に夢描いていた理想が少しずつ少しずつ絵になって行きます。

 

他人に言う嘘はいけない。

ですが自分との約束を守らないことも嘘です。

我々、嘘はつくなと子供達に言う立場の大人は、他人にも自分にも正直生きたいものです。

 

麻布学院の日常を綴った普段着のブログです。

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1月20日(日曜日)13:30~

麻布学院入試説明会があります。塾生の保護者様の御参加も受け付けております。

出席希望の方はご連絡ください。

もちろん入塾をご検討される方のご来場も大歓迎いたします。

ご友人お誘いの上ご来場ください。

参加希望の場合は、ホームページのメール、もしくはお電話でご連絡ください。

 

麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2019年1月10日