こんにちは
寒さが厳しさを増す日々、受験生にマスクは必需品。
今日は、近年の受験問題の傾向と、今年の受験問題の予測についてつづりたいと思います。
この二年間、宮城県の受験問題は大きく変化しました。
まずは、圧倒的に問題が簡単になりました。
去年に至っては、平均点が300点を越えています。
特に、数学、社会、英語は基本問題に特化し、記述問題が大幅に減少。
元来の受験とは、全く様変わり。
これは、中間層からそれよりも成績が低い受験生にターゲットをしぼり、点数を取らせ、仙台とその他の地域で、受験での点数の格差を無くそうという考えである、と私は考えます。
つまり、塾や家庭教師などの学校以外の教育機関の選択が多様である仙台市内と、選択の幅が限られる他地域では、受験での点数差が大きくなる。
その受験格差を埋めるための処置として、問題を簡単にし、学力差で点数の差が大きくならない問題になったと思います。
言うなれば、受験での点数の差が開かない分、内申点が高い生徒有利の受験になっているということです。
しかし、それは逆に地域格差を広げることにつながると私は考えます。
まず、中学教育において、評定の決め方が「絶対評価」だということです。
「相対評価」と違い、定期テストが90点の生徒が評定4で、60点の生徒が評定5もあり得る評価の仕方です。
現実、この評価では、「女子有利」に働く地域が存在しています。
ですから、教育意識の高い仙台市内中心部の学校と、それ以外の地域では男子の受験合格率が圧倒的に違います。
つまり、ある地域では、評価の対象が試験の点数になりやすく、ある一方の地域では、授業態度や学校への貢献度、実技の内容で評定を決める場合が多いので、男子や実技系の苦手な生徒は不利に働きやすいのです。
現に、去年の受験では、女子の合格率と男子の合格率では、大きく差が開きました。
もう1つ、塾に小学生や中学1年生から通う地域と、「中学3年生からでも大丈夫」と考える生徒が多い地域では、かなりの差が開きます。
評定が大きく受験に作用するため、中学3年生から集中するタイプの生徒には、かなり厳しい受験となりました。
今年度の受験もこのような傾向は続くと予測されます。
では、上記2つの不利的条件を抱えた場合どうするか?
それは、受験の点数で勝負するだけの話です。
昨年の受験で、評定平均が3点台~4点台前半の成績の生徒が、麻布学院ではナンバースクールに合格しています。
過去にさかのぼれば、評定平均3.0の生徒も仙台一高に合格しています。
それは、麻布学院の、受験問題に特化した指導法と、圧倒的な学習量が可能にしました。
評定平均3点台からのナンバースクール、中学3年生からのナンバースクール。
歴代、麻布学院には、そんな先輩たちがたくさんいました。
志望校をあきらめる必要はありません。
不利的条件がある生徒さんこそ、麻布学院の門を叩いて下さい。