今年の受験で麻布学院は、近隣中学の仙台一高と仙台二高の合格人数において遅れをとってしまいました。
近隣中学から2校を受験する人数が3人で、全員が合格しましたが、そもそも他の生徒を受験できる学力まで持っていけなかった事に原因があると思います。
宮城一高の合格人数は出していますが、その生徒たちを仙台一高と仙台二高の学力に出来ていれば遅れをとることはなかったと思います。
全員、仙台一高の合格判定は出せていたのですが、評定や獲得点数を考えれば、宮城一高という選択に間違いは無かったと思います。
しかしながら、全員の学力において、あと2ヶ月あればと後悔しています。
ブログを始めてから、遠方の中学に通う方からの問い合わせも増え、あまりにも遠い方の場合は残念ながらお断りをしてきました。
しかしながら、近隣中学の隣りの中学であったり、通える範囲の生徒については入塾してもらっています。
その分、近隣中学の在籍人数は減少します。
「だから、仕方ない。」
そう思ってしまえば楽になるのかもしれません。
しかし、それならばそれで
「近隣中学の在籍生徒全員を仙台一高と仙台二高のレベルに引き上げれば良い」
そう考えるのが麻布学院です。
相手は大手だから仕方ない。
人数が違う。
宣伝費が違う。
いろいろ言い訳は出てきてしまいがちです。
そう思ってしまえば人数や利益に走り、無理に無理を重ねた挙句、ナンバースクール合格者が気づけばいない。
そんな塾に成り下がってしまうと思います。
特徴も何も無い、人数だけが多く、仙台一高と仙台二高の合格者も無く、新みやぎ模試の県内1位もいない、宮城ぜんけん模試ではランクが出ない。
各学校の10位以内が1名2名いればそれで良い。
1位は他塾であってもそれで良い。個人塾には限界がある。
そんな塾は麻布学院ではありません。
今まで在籍してくれ卒業生たちの頑張りも全てのデータも全て無駄にしてしまいます。
仙台一高と仙台二高を目指す生徒がいない塾に成り下がれば、無駄に知識だけがある過去を懐かしんで今を嘆くつまらない存在になってしまいます。
生徒数が1学年50人いようが100人いようが、麻布学院ではない考え方の塾になるならば、たたんでしまった方がマシです。
ですから、この結果を受け入れてはなりません。
そして何年間も今年のように遅れをとる訳にもいきません。
あと2ヶ月あればが無いように、今年の新中3生と新2年生は受験モードの授業を入れることにしました。
徹底的に競わせ、徹底的に問題を解かせ、徹底的に厳しく。
麻布学院に生徒や保護者様が入塾を決めて下さる理由は、高い学力と評定に左右されない合格実績です。
今年の受験で今の時期から鍛えに鍛えた生徒の受験獲得点数は471点でした。
志望校は仙台高専で、平均評定は4.3程度。
入塾は2年生の末。
しかし、彼の兄は仙台二高です。麻布学院の卒業生で、新みやぎ模試の県内1位を2回獲得し、仙台二高でも上位にいる生徒です。
ですから、最初から遠慮なしに厳しく鍛えることが出来ました。
その結果が受験の獲得点数に現れています。
新みやぎ模試、県内1位3回。宮城ぜんけん模試県内1位3回。
在籍中学、定期テスト1位、実力テスト1位獲得。
彼は努力で成績を上げてきた生徒です。
彼の兄も同じタイプでした。
受験で社会100点の生徒や、英語100点の生徒はいましたが、471点を獲得したのは彼です。
今にして思えば、何故その時期から他の生徒たちにも同じ対応が出来なかったのか大いに反省しています。
塾は合格させなければなりません。
合格させるにしても、期待し入塾してくれた時に言われていた志望校に合格させなければ意味がありません。
不合格になれば生徒たちは泣くんです。
志望校を変えてしまえば、合格しても、その後の道が険しい道になってしまいかねません。
2番手に甘んじて、それでも良いと思った瞬間に、麻布学院は存在意義を無くしてしまいます。
何年もその状態になれば、いつかはそれが当たり前になり、麻布学院ではない別の塾になってしまう。
1度2番手を受け入れれば、3番手、4番手に成り下がって行くものです。
そのような麻布学院に、一時期生徒が集まってくれたとして、何年その状態が続くでしょう?
期待してくれた分、生徒や保護者の失望も大きなものになるでしょう。
自分が諦めてしまった状態だからといって、生徒の志望校をはなから無理であると決めつけて夢を潰す塾になれば、今までの卒業生に言ってきたこと全て嘘になってしまいます。
ですから、今年の受験生及び、新2年生の上位クラスはすでに受験モードの私です。
受験に早いも遅いもありません。
必ず受験日は生徒全員にやって来ます。
全ての生徒を志望校の学力へ。
そこまでは今年も出来ていました。
そこから、生徒全員が志望校を受験できる学力へ。
そして、たとへミスがあっても合格できる点数へ。
麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2018年3月23日