そこに山があるから

「そこに山があるから」

イギリスの登山家であり、教職者であった、ジョージ・マロリーの名言。

彼は、名門「ケンブリッジ大学」卒業のエリート。

教職者でもあり、妻子もいる。

そんな彼が、世界最高峰の「エベレスト」を目指した。

その時に、記者が

「なぜ、エベレストに登るのか?」

という質問をした。

それにマロリーが答えたのが

「そこに山が(エベレスト)あるから」

 

この言葉を、私はよく引用する。

「なぜ、一高、二高なのか?」

「そこに山(最高峰の高校)があるから」

 

そこからの景色を生徒に、見てもらいたい。

エベレストは、空に一番近く、その先には宇宙がある。

 

一高や二高は、その先に、たくさんの選択肢がある。

医師、宇宙飛行士、官僚、小説家、裁判官

サッカー選手や野球選手もその一つ。

卒業生には、プロになった先輩がいる。

人生は長く、その先は誰にも見えない。

 

だから、できるだけ、見晴らしの良い場所から360度の世界を見てほしい。

雲や空や宇宙に一番近い場所で、自分の人生の目標を見つけてほしい。

東北大学、京都大学、東京大学

そして、マロリーの見た世界。

ケンブリッジ大学もその先にはあるのだから。

 

「そこに山があるから」

マロリーは、その言葉を後世に残し、エベレストに消えた。

しかし、後世の登山家は皆思う。

「世界で初めてエベレストの頂点に立ったのは、マロリーである」と

 

そこを目指した人間は、結果がどうであれ、必ずいつかその光景を見るのだと思う。

高校入試、大学入試、就職試験。

人生のエベレストは、何度でも目指す事ができる。

けれど、最初にそこを目指していなかった者は、エベレストを二度と目指すことなど出来ない。

 

だから、最初からエベレストを目指そう!!

努力をし、学力をつけ、自信を持ち

何度でもエベレストに挑める人間になろう!!

だって

「そこに人生があるから」