8月模試の時点で、400点こ超えている生徒が17名います。
そのうちの2名は宮城一高志望ですので点数的には問題がない点数です。評定が低い生徒なので更なる上澄みを期待します。
420~450点までの間の7名は、仙台一高と仙台二高を目指すのなら物足りない成績です。
評定が195点満点でもこのぐらいの成績の生徒は、本番で何らかの大きなミスをしてしまう可能性が高い生徒です。
何故なら、450点を超えていないということは苦手科目が1教科~2教科あるということです。
本番でそれが災いする確率は低くありません。
450点を超えていれば必ず宮城県100位以内にも入っているはずですし、上位5名はこのままでいけば大丈夫であろうという成績です。
問題は400点を超えるぐらいの生徒です。
410点にも満たない点数で仙台一高や仙台二高を志望しています。
そのうちの2名は評定が180点を超えているが点数が上らないという典型的なこの地域の女子です。
麻布学院が最も苦手な生徒です。
評定180以上といっても、学校の定期テストで10位以内に入っているわけでも無し、定期でそれなのですから模試は散々です。
同じ模試で毎回、定期テスト10位以内に入っている男子の1名は評定が154点。ぎりぎり平均評定4.0というところです。
その生徒の今回の模試成績は470点を軽く超えています。
これもこの地域にはありがちな評定のつけ方です。
学区が違えば確実に170はクリアしているでしょう。
部活の権限強い学校や古いタイプの先生が意図的に集まる学校にありがちです。
それで結果、男子の公立高校合格割合が全体の3割に落ち込み、受験結果を男女別にできなくなる年があります。
流石に男子の公立割合が3割、私立が7割では保護者から苦情がきます。
この地域の中学では過去2回、そのような受験になった年があります。
私はあまり学校について書きません。
私は免許はあれど教員ではありません。
ですから先生たちが出した評定に従いその生徒をどうやって合格させるかを考えてきました。
評定が低いのに点数は高い生徒は簡単です。
学力でしか合格できません。
しかし、評定が高く学力は伴わない生徒は本人がそれ理解していません。
難しいんです。
追い抜かれても評定に縋ります。
毎年頭が痛くなります。
この2名をどう導くか・・・
難しいです。
麻布学院(宮城野区原町) 塾長ブログ 2018年9月1日